１本の茎に大量のつぼみが
「一つのユリに30個もつぼみがついた！」という情報に、いざ下荻野へ。すると、そこには何やら巨大なユリが…。
田尻勇さん（74）、和子さん（72）夫妻の庭に出現したそれは、ユリ科の植物「カサブランカ」。全長は２メートルほどまで成長し、その立派な花から「ユリの女王」とも呼ばれる。
驚くべきは、つぼみの数。延べ33個ものつぼみが開花の時を今かいまかと待つ姿は「ご立派」という言葉がふさわしい。今年の初め、花が好きな和子さんが球根を数個植えると、その中の１つがどんどん成長。茎は板のように扁平して伸び進み、あれよあれよという間に大量のつぼみを付けたという。「他の茎には３つ、４つくらいしかつぼみがつかないのに不思議ねえ」と夫婦そろって首をかしげる。すでに数個が開花。「全部のつぼみが開くのか楽しみ」と、こちらは笑顔の花も咲いた。
田尻さんご夫妻
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