市内飯山に本社を構える(株)日比野設計+幼児の城(安藤達郎代表取締役社長)。幼稚園や保育園などの、園舎の建築・設計に特化した部門「幼児の城」を持つ、全国でも珍しい設計事務所だ。全国各地の園舎を手掛け、市内では妻田にある、のぞみ幼稚園の新園舎を担当。国外からも依頼があるという。専門性の高さは各方面から評価され、7月には、キッズデザイン協議会主催の、「キッズデザイン賞」を9つの園舎が受賞。うちひとつが、上位賞にあたる「奨励賞・キッズデザイン協議会会長賞」を受賞した。
「医者にも外科や歯医者があるように、幼児施設専門の事務所があってもいいんじゃないか。そういうところから『幼児の城』は始まったんですよね」。そう話すのは、幼児施設統括責任者の日比野拓取締役専務。日比野設計は1972年に設立され、現在は幼児施設の他に、福祉施設を手掛ける専門の部署も設けている。
「園舎は、子どもを成長させるための場。子どもらしくする必要はないんですよね」。園舎の写真を見ると、外観からはとても幼児施設とは思えない、スタイリッシュな雰囲気。一方でその内観は、園の教育方針に沿った芸術やスポーツ、子どもが自分から遊べる仕掛けが随所にちりばめられている。
その中には、開閉式の天井で、水遊びができる仕掛けなども。「安全だけど、過保護にはしない。もっと、体を自発的に動かして創造させる仕組みを追求したい」と、静かに熱い志を語る。
ビジョンを聞けば「志や想いが子どもたちのためにと思える人間が作り続けてきた園舎。だからこそ、多方面から評価されているのだと思いますし、そこは、貫いていく必要がある」。厚木から世界へ、初志貫徹。
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