400年以上の歴史を持つ曹洞宗・善明山源養寺(下川入/豊島(としま)孝明住職)の格天井(ごうてんじょう)の板絵をまとめた冊子がこのほど完成し、7月29日、豊島住職と同寺護持会の渋谷嘉平会長が教育長室を訪れ、平井広市教育長へ寄贈した。
今回寄贈された冊子『曹洞宗善明山源養寺 格天井考 本堂・庫裡玄関』には、同寺の本堂や庫裡玄関に使用されている旧本堂の板絵101点の写真と字解などが掲載されている。板絵には俳句、漢詩、願文などが墨書され、鳥、植物などの絵が墨や彩色で描かれているという。
これらの作品は、江戸中後期から明治時代に、歌人や俳人などによって描かれたもので、下川入地区で古くから文芸活動が行われていたことを示す重要な資料だという。
冊子制作にあたり、3年ほど前から格天井の写真撮影をし、市古文書解読会会員に協力を仰ぎ、一枚いちまい解読する作業が行われた。豊島住職は「絵が好き、詩が好き、俳句が好き…という人たちが自然と集まって来たのだと思う。下川入に文化人がいたということを知ってほしい」と話した。 贈呈を受けた平井教育長は「この冊子は、地域の文化財を地域で再発見、再検証した素晴らしい成果。市民の方たちには、直接手に取って、郷土に生きた先人の作品を鑑賞してほしい」と謝辞を述べた。
冊子は500冊制作され、そのうち35冊が市に寄贈された。これらは、郷土資料館や図書館、公民館などに置かれる予定という。
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