▽今年で7回目になる介護・福祉の仕事の就職相談会が、9月27日に市総合福祉センターで開催される。厚木市が主催、実行委員会組織で運営される。現場の生の声を聞くことができるとあって、毎年約150人の来場がある。参加するのは市内の関連事業所29法人。「今年は障がい者支援施設もブースを出しているので就職希望の方の選択肢も大きく広がりました。資格がなくても就業できる職種もあり、自分にあった働く場所を選んでいただけると思っています」
▽今いちばん社会から必要とされ、同時に一番担い手が不足しているともいえる福祉の仕事。「人の役に立っている、困っている人の手助けをしているという思いは、自らの存在価値を確認できる仕事でもあります。また、利用者や家族からの感謝の言葉は、この仕事の大きなやりがいです」と話す。3Kという言葉に代表されるように大変さばかりがクローズアップされる。「福祉とは私たち人間がこの世にいる限り必ず必要とされる仕事」ときっぱり。「国による処遇改善金などの賃金の改善策も行われています。福祉の仕事に興味はあるけれど、いろいろな情報によって就職を戸惑っているなら、迷わずに福祉施設の門をたたいてください。大変な部分を補ってあまりある素晴らしい人とのふれあい、ぬくもり、優しさ、そして温かい言葉が待っています」
▽自身は福祉施設「温水ケアセンター」の理事長。両親の始めた仕事に迷わず就いたという。仕事をはじめたばかりのころ送迎車を降りた利用者に靴を履かせようとしたときに、自分で履けるからと断られ、その後「ごめんね、親切にされるのはうれしいけれど、自分でできるうちは自分でやりたいの」と逆に気遣う言葉をもらったことが一番心に残っている。人間はほんの少しの優しさで未来への光を見いだせる。福祉の仕事はそんな光をいちばん見ることができる仕事だ。
厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
|
<PR>