オフロードバイク選手権「JNCC」のAA2クラスで年間王者が確定した 石戸谷(いしどや) 蓮(れん)さん 三田出身 23歳
寝ても覚めてもバイク
○…参戦3年目にして、日本トップレベルのアマチュアオフロードバイク選手権「ジャパン・ナショナル・クロスカントリー(JNCC)」で排気量制限のある「AA2」クラスの頂点に登りつめた。「やっと取れました」。23歳の青年に安堵の笑みがこぼれる。年間全8戦のうち、9月の第7戦を消化した時点で優勝4回、2位2回、3位1回。獲得ポイントにより年間チャンピオンが確定した。
○…ターニングポイントは第5戦。4戦目を終え、上位3人が同ポイントで並んだ。迎えた8月の第5戦で夏場の厳しいコンディションの中でトップを取って勢いに乗り、6、7戦も連続優勝。躍進を支えたのは、昨年オフから力を入れる大山での自転車トレーニング。山道をバイクより不安定な自転車で走ることで集中力を研ぎ澄ませ、心肺機能をいじめ抜いた。充実した練習がレース中の精神的余裕にも繋がったという。
○…「バイクはとにかく面白い。操る楽しみを覚えて、さらに好きになっていますね」。始めたのは3歳の時、父親の影響。少年時代は他の遊びに目もくれず、バイクに乗るために片道1時間の猿ケ島まで通い続けた。その気持ちはいまも変わらないという。年齢に似つかわず、趣味嗜好はほぼ「おじさん」。行きつけの鮮魚店で一匹まるごと購入し、自ら捌いて刺し盛りや煮つけを堪能。「野望はブリ一匹のブリしゃぶ」。最近は、家庭菜園にも精を出す。元来、凝り性で探究心旺盛。「この調子だと野菜は買った方が安く済みそう」と笑う。
○…三田出身で、今は妻と子ども2人と伊勢原市に暮らす。普段は鍼灸あん摩マッサージ指圧師として厚木市内の治療院に勤務。競技を続けられるのは「家族や仲間のおかげ。ありがたいです」。今季1戦を残し、視線はすでに次の目標へ。「(排気量オープンの)総合だと最高は7位。最終戦で全体10位を狙って、来年はトップ3を目指します」。さらなる高みをめざす。
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4月19日