交通事故死者数 60年ぶり 最少4件 地域ぐるみの取組み奏功
2015年の厚木警察署管内の交通事故死者数が、1957年以降、最少となったことが厚木警察署(吉澤晃司署長)への取材で明らかになった。人身事故件数も5年連続減少、地域ぐるみの活動が奏功しているという。
2015年1月から12月までの交通事故死者数は4人。14年の10人から半数以下へと減少した。同時に、人身事故件数も1139件で、一昨年から比べると75件の減少となっている。
要因は何か。坂本隆一副署長は「市民総ぐるみで取り組んだ結果。皆さんの協力あっての数字」と分析する。同署管内では、行政と交通安全推進委員や、交通安全母の会などのボランティアが熱心に活動。登下校中の児童の見守りや、夜間のパトロールの実施が成果を上げているとみられる。
一方で、今後の課題は自転車、高齢者が関係する事故だという。昨年6月の法改正により自転車への取り締まりは強化されているが、「もっとマナーの向上が必要」と坂本副署長は話す。目指すは「交通死亡事故ゼロ」。「死亡事故ももちろんだが、事故自体の件数も、もっと減らしていければ」とコメントした。
刑法犯も5年連続減少
あわせて、刑法犯の認知件数をみると、過去5年にわたり減少を続けている。15年の総合計は2501件。一昨年の2755件から250件余り減少をしている。
これは、市全体での見守りシステムが力を発揮している成果だという。駅周辺の中心市街地には防犯カメラも増え、ひったくりなどの連続犯が発生した際、早い段階で検挙できるようになった。また、地域のボランティアによる見守り活動が積極的に行われていることも、犯罪抑止の一助になっている。
一方で、引き続き注意すべきは、振り込め詐欺だ。13年以降、一気に増加し、その後、減少を続けているが注意が必要だ。「地域の皆さまのおかげで、犯罪の減少という大きな成果が出ているので、引き続き協力をお願いしたい」と坂本副署長は語った。
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4月19日