映画館に飾る上映作品ポスターのイラストを描いている 吉田 奈央さん アミューあつぎ映画.comシネマ勤務 32歳
映画の世界への案内人
○…『ローマの休日』『ニュー・シネマ・パラダイス』『東京オリンピック』―。映画館の入口にある、上映作品を紹介するポスター…いや、よく見るとそれは手描きのイラスト。宣伝ポスターのない旧作を中心に、アクリル絵具で描いた上映作品イラストをロビーに飾っている。制作に70時間をかけた大作も、上映期間のみしか見られないのがとても残念。「人に優しくなれる映画館」というキャッチコピーと共に飾られているウェルカムボードも、彼女の作品。さまざまな世代の人たちが同じ映画を楽しむイラストは、自身の家族がモデルになっている。
○…2年前の開館時からのスタッフ。さぞや映画好きかと思いきや「実はあまり映画館で観たことはなくて…。好きなジブリ作品をテレビで見るくらいでした」。それでもなじみある厚木に映画館ができることを嬉しく思い、事務の仕事から転職した。同館の名物といえば、スタッフによる上映前の「前説」。90秒で作品にまつわるエピソードを紹介するのだが、その中身はスタッフ任せ。「最初は何を話していいかわかりませんでしたが、撮影のエピソードを話したら面白いかなと思い、勉強しています。何度も観る方もいるので、数パターン考えます」と仕事熱心。優しい話しぶりは、我々をスッと映画の世界にいざなってくれる。
○…子どもの頃から「紙と鉛筆を渡せば静か」と言われるほど絵が好きだった。短大の幼児教育科に進んだが、絵への想いをあきらめきれず、4年制の芸術学科へ編入。その後専攻科でもう1年美術を学んだ。よく描くのは両親と暮らす地元・愛川町の風景画。「きれいな空を見ると、この色いいなと思って描きます。同じ風景はいつまでもあるとは限らないので」
○…映画館で働く前から続けている趣味が、一つの木材から作る仏像彫刻。見せてくれた木彫りの地蔵は、作者と同じやわらかな笑顔で印象的だった。
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4月19日