厚木市などが要望している小田急多摩線の延伸に関して、国の「交通政策審議会」答申案が４月７日に示された。
この答申は首都圏における都市鉄道のあり方について約15年ごとに行われているもの。２０３０年頃を想定した今回の答申案では、多摩線延伸について「唐木田から上溝までは延伸を行う」と明記。唐木田からＪＲ相模原駅を通り、上溝へ向かうルートが初めて明文化された。
厚木市などは上溝から本厚木への延伸を要望している。答申案では「更なる延伸を検討する場合には、本区間の整備の進捗状況を踏まえつつ行うことが適当である」とあり、要望が国にも受け止められた形だ。
小林常良市長は「引き続き、関係する４市町村や関係機関との連携を強化し、本厚木駅までの延伸に向けた取り組みを続けてまいります」との談話を出した。
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