今年6月の選挙権年齢18歳引き下げまであと2カ月。市内在住・在学の高校生や大学生が、若年層の政治参加について議員たちと話し合うイベントが4月9日、厚木商工会議所で開かれた。主催は公益社団法人厚木青年会議所(山口恭宜理事長・以下厚木JC)。
厚木JCの4月例会として開かれた同イベント。若年層の投票率が低く政治にも無関心な状況を再確認し、地域の未来への創造に向け、まちづくりをめざした運動へとつなげていくことを目的に、厚木JC内の地域未来創造委員会(北原秀明委員長)が企画した。
この日はJCメンバーのほか、市内の高校・大学に通う若者16人と、厚木市・愛川町の議員や県会議員24人が参加。第1部では小林常良厚木市長が「市民と市政の関わり合い」と題し、若年層の政治参加についての講演を行った。
第2部では「私たちの一票が、私たちの未来をつくる」をテーマにディスカッションを実施。学生、議員、JCメンバーがそれぞれ8人程度のグループに分かれ、【1】選挙権年齢18歳引き下げへの賛成・反対意見【2】若年層の有権者が政治や選挙に関心を持つにはどうすればいいか【3】投票によって自分たちの地域の未来はどう変わるか。あるいは変えていきたいかの3点について議論した。
話し合いの中では「18歳に引き下げられることで、早い時期から政治の勉強ができる」「学校で市長が政治についての講演を行う」など、活発な意見が出された。学生たちはイベント後、記入したアンケート用紙を実際の選挙で使われる投票箱に「投票」していた。
市内の高校に通う高校2年生の女子生徒は「まずは30代、40代の政治への関心を上げることで、自分たちの世代も『政治に関心を持たなきゃ』という気分になると思う。学校でも政治の知識を学ぶ機会があると良い」と話した。
参加していた厚木市議会の越智一久議長は「学校教育の中で政治の話があまりなく、政治のニュースもスキャンダルが多い中で、高校生たちが選挙自体の仕組みを分かっていない部分もあると感じた。市議会でも今後は大学生に向けた議会報告会などを企画しており、議会としても若い人たちに政治への関心を持ってもらうということはやっていかないといけない」と感想を述べた。
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