4月1日付で厚木市消防本部消防長に就任した 鈴木 佐重喜さん 下川入在住 56歳
鈴木丸 団結力で船出
○…厚木市消防本部に勤務して33年目。実動員245人のリーダーとして、住民の生命、財産を守る。「地震など災害時の対策や、高齢化による救急需要の増加にもさらに対応していきたい。防災意識を少しでも高められたら」と力強く語る。厚木市と清川村との消防広域化が4月1日からスタートし、活動の幅がさらに広がった。「重責を感じる。今までにない厚木市消防になった。広域連携など消防体制を構築していきたい」と少し緊張した面持ちで、ゆっくり丁寧に話す。
○…1959年、下川入に生まれた。厚木さくら幼稚園、北小、依知中へ。「巨人の星」に憧れる野球少年だった。甲子園を目指して桐蔭学園へ入学。甲子園出場は逃したものの野球三昧の日々を過ごした。東京農業大学へ進学。1983年、市消防本部へ奉職した。消防士を目指したのは、親の勧めと地元のために働きたかったから。経歴の3分の2を事務方として支えた。2001年から2年間は下津古久にある県消防学校の教官も経験した。清川村との広域化には計画当初から携わり、約1年半。「ようやく舟を漕ぎ出したところ」と笑みが浮かんだ。
○…一番大切にしている言葉がある。「One for all All for one」。「助け合い、支えあうことが結束を強めていく」。新しい厚木消防になるために、団結力のさらなる強化が必要だと力を込める。署員一丸となって、風通しの良い職場づくりをしようとかじを取る。
○…趣味の野球は、中学生の息子が所属する野球チームを応援する「追っかけ」で健在。思わず息子に指導することもあるという。夢は、「親バカだけど、息子の成長を見守ること」とはにかむ。「息子には人のために、人助けができる人になってほしい。まだ当分先の話だけど」と笑い、我が子の成長を楽しみにする父親の顔をのぞかせた。現在は、下川入の自宅で母と妻、子ども2人の5人暮らし。
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