1966年6月に静岡県清水市(当時)で起こったいわゆる「袴田事件」から今月で50年。犯人とされ死刑が確定するも、冤罪だと一貫して無罪を訴え続けた袴田巖さんが2014年、静岡地裁の再審決定を受けて48年ぶりに釈放された姿は記憶に新しいところ。袴田さんの釈放後の1年半に密着したドキュメンタリー映画『袴田巖 夢の間の世の中』(金聖雄監督)が6月17日(金)まで、中町のアミューあつぎ映画.comシネマで上映されている。
カメラが映すのは、姉・秀子さんと過ごす袴田さんの日々。長年の拘束が生んだ「妄想の世界」が日常の暮らしによって解きほぐされる様は、生きることの尊さを静かに語りかける。
「第4回日隅一雄 情報流通促進賞」大賞を受賞した同作品。映画.comシネマでは5日の上映後、金監督による舞台あいさつが行われた。金監督は「到着が遅れたのですが、多くの方が残っていてくれた」と感謝の言葉を口にした。
同館での上映時間は午後3時〜4時59分(本日10日は昼12時45分〜午後2時44分)。詳細は同館HP(http://atsugieiga.com/)へ。
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