(公社)厚木市シルバー人材センター(志村利夫理事長)は、家事援助サービスに従事する会員に向けた研修を6月13日に行った。
厚木市シルバー人材センターは市内在住の60歳以上を中心とした約1000人の会員が家事援助や公共施設管理などを請け負い、活力ある地域社会づくりに尽力している。
この研修は一般家庭などで清掃業務を行う会員が、プロの技を習得し、更なる資質向上を目的に昨年から始まった。講師は掃除をテーマにしたテレビ番組などに出演している、女性活躍推進コンサルタントの響城れいさん。
この日は会員約30人が参加。午前中は講義、午後は実習を中心に行われた。講義では家庭訪問時のマナー、利用者から好感が得られるコミュニケーションの取り方などが説明された。
午後の実習では、新聞紙を使った窓ガラスの磨き方などを実施。「新聞紙は吸水性に優れ、毛羽立ちがなく、インキがワックスの代わりになる」と響城さん。会員たちはさっそく教室の窓で拭き方を実践。見た目の違いに驚きの声を上げていた。普段は古民家岸邸の管理に従事している西山敬子さんと吉久恵美子さんは「力を入れる仕事の配分の話が印象的。記憶に残る講座ですね」と話した。
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