厚木市最大の祭り、鮎まつりが8月6日(土)、7日(日)に行われる。「70回 祝う花火と 光る鮎」がキャッチフレーズの今年は、70回目の節目の年。戦後復興の象徴として始まったその歴史とともに、今年の目玉を取材した。
市郷土資料館の文献によると、鮎まつり開催の計画が始まったのは1947年(昭和22年)の3月。第二次世界大戦下の物資統制が解除されたことにより、商品が徐々に出回り始め、厚木だけでなく各地で商店が営業を開始した頃だ。
こうした戦後の時代背景のもと、第一回が開催されたのは翌年、48年(昭和23年)の8月14、15日。計画は、(現在の市役所にあたる)愛甲地方事務所が中心となり、愛甲郡内の商工業者、厚木町商工業者との間で進められた。また鮎まつりだけでなく、厚木観光協会の結成なども進められた。
その後、祭りは年々盛況になり、50年(昭和25年)には厚木神社裏の河原に仕掛け花火が5点、早打ちが2点、その他多数の花火が広告入りで打ち上げられるようになった。現代では花火は夜の催しものだが、当時は、煙の色を楽しむために昼間にあげられることが多く、鮎まつりでも同様に昼から打ち上げが行われていた。
時は流れ、鮎まつりは県央地区有数のお祭りにまで成長し、「かながわのまつり50選」のひとつにも数えられるようになった。昨年は70万人が訪れ、ダンスイベントや市民による出店など、花火大会以外の催しも充実を遂げた。
今年は8月6日・7日
節目の年である今年は、市民から花火協賛を募り、フィナーレに「みんなの花火」としてスターマインを打ち上げる。協賛金は観光振興課や厚木商工会議所などの窓口や銀行振り込みで受け付けるほか、インターネット経由で、不特定多数の人から資金調達を図るクラウドファンディングでも募集。市内外の人へ広く呼び掛け、協賛者へは返礼品として、花火大会での招待席確保や、当日の来場が不可能な人にはあつぎОECフードの詰め合わせが贈られるという。クラウドファンディングは7月27日(水)、窓口、銀行振り込みは29日(金)まで受け付ける。
その他にも、大ナイアガラは昨年の600mから、70回記念として700mに延伸。最後の花火が打ち上げられた後には、観客に携帯電話やスマートフォンのLEDライト点灯を呼び掛ける会場演出「あつぎSTAR☆LIGHT70」を予定する。無数のライトを一斉に会場内で点灯させることで、花火師に感謝の気持ちを伝えるという。
市観光振興課の小野間善雄課長は「今年は70回の節目の年。LEDプログラムなど例年以上のものを作り、皆さんの思い出に残るようなイベントにしたいです」と意気込みを語った。
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