小鮎地区に暮らして、地域を見守り続けて34年。小鮎駐在所の清野晴光さん(63)に地域の防犯について話を伺った。
清野さんが強調する地域の防犯は「隣近所に関心を持つこと」だという。不審な人を見かけたり、犬がずっと吠え続けたり、おかしいと思ったらすぐに警察に通報するよう住民らに呼びかけている。
住民の有志が行う防犯パトロールでも「音を鳴らして声を出して、犯罪を寄せ付けない地域だと周辺に知らせることが必要」と話す。
住宅街などの防犯も「人通りを作ることで犯罪抑止につながる」という。清野さんも、人目がつきにくい住宅密集地などを通って帰宅したり、パトロールを兼ねて人通りの少ない場所を通るよう心掛けている。
また、月1回青少年健全育成会の会合に出席して小中学校の現場の様子など地域に耳を傾けることも欠かさない。「地域、学校、家、駐在所の四つが一つになって活動しなければ、安心な街づくりはできない」とアドバイスしている。
空き巣などに狙われやすいという死角になっている家も、センサーで点灯するライトを設置するだけで犯罪発生率が下がるという。「地域住民それぞれの心がけによって安心な地域が作れる。空き巣犯などは家や町の様子をよく観察しているので、入りにくい雰囲気作りを心がけてもらいたい」
子どもの成長見守る
子どもたちの成長を見守ってきた「地域の父親的存在」でもある清野さんが小鮎地区を訪れたのは29歳の時。当時は、近所の子どもを厳しく指導したり、「駐在所で反省文を書かせたりしたこともあった」
「家庭に問題を抱えていた男の子が大人になって赤ちゃんを抱いて訪ねて来た時、涙が出たよ。駐在をやっていてよかった」。優しい瞳にうっすら涙が滲んだ。
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