表彰状を受け取った千秋さん（左）・珠子さん
免許取得以来、長きにわたる無事故・無違反の功績が認められ９月30日、妻田東在住の落合千秋さん（81）・珠子さん（82）夫婦が揃って表彰された。
今回、受賞したのは関東管区警察局長・関東交通安全協会連合会会長表彰。受賞者２１４名のうち県内からは31人、厚木警察署管内からは２人が選ばれた。記録に残っている２００４年以降、夫婦そろっての受賞は県内には例がないという。この日は、厚木警察署・署長室で伝達式が行われ、２人は大宮秀之署長から賞状を受け取った。
優良運転者として、これまでにも県の表彰などを受けてきた２人。千秋さんは１９５４年に免許を取得し、その年数は62年にも及ぶ。珠子さんが免許を取得したのは１９６９年。女性が免許を取ることが珍しかった時代で、荻野の自動車練習場で練習をし、二俣川の試験場で試験を受けたそう。以来、47年間無事故・無違反を続けている。
「ほんとうにびっくりしましたよ。まだ実感がないくらい」と受賞の感想を語る珠子さん。現在も愛車・インサイトを所有し、この日も車で厚木警察署へ。千秋さんは自宅から15分ほどの距離にある畑にほぼ毎日、運転して通っているという。安全運転の心得を聞くと、「何よりもスピードに気をつけることですね」と千秋さん。珠子さんは「車間距離に気をつけて、ライトが必要な夜は運転しないこと」と話す。千秋さんが向かう畑は飯山小のそばにあることもあり、登下校の時間帯には運転しないようにしているという。
今後の運転について聞くと、「二人とも、年齢が年齢ですから。重々気を付けてこれからも運転していきます」と語る珠子さん。２人の姿は、まさに世のドライバーの鏡。
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