神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

住みよい社会へ一致団結 暴力団排除推進協議会が総決起大会

社会

公開:2016年10月7日

  • X
  • LINE
  • hatena
警察関係者や市民ら160人が参加した
警察関係者や市民ら160人が参加した

 厚木警察署管内暴力団排除推進協議会による「厚木警察署管内暴力団排除総決起大会」が9月28日、厚木商工会議所で開かれた。大会では暴力団排除宣言が読み上げられ、市民、警察関係者ら160人が住みよい地域社会の実現へ一致団結した(後援/神奈川県警、厚木市、神奈川県弁護士会、公益財団法人神奈川県暴力追放推進センター)。

 総決起大会では、厚木市内での暴力団のこれまでの動きに関しても言及があった。それによると、厚木市内では2002年に暴力団抗争が発生。山口組傘下組織の事務所に対し、住民訴訟によって使用できない仮処分決定が事件の翌年に下されている。しかし同組織の事務所は市内で別に残っており、今年2月には、14年前に抗争のあった施設にトラックが突入する事件が発生した。

 こうした中で先の仮処分決定に反する行為をする恐れが大きいと、施設を使用した場合制裁金を課す間接強制を有志住民が裁判所に申立て。8月10日付で東京高裁が住民の訴えを認め、組員らが施設を1日使うごとに、100万円を請求できる決定が出ている。

 このような状況は住民の平穏な生活が侵害されていると今回、市民の暴力団排除意識の高揚と暴力団排除へ向けた意志統一を目的に総決起大会が開催された。

 冒頭あいさつに立った同協議会の山口光正会長は「私たちの身近でも抗争事件が発生しており、善良な市民の生活に不安や恐怖心を与えている。官民一体の不退転の決意で、事態の進展が必要。総決起大会の開催は、その強い意志の表れです」と訴えた。小林常良厚木市長は「当市でも暴力団の存在があり、事務所の使用差し止め請求の準備が進んでいると聞く。力を合わせ、心をひとつにして(暴力団排除の)輪を広げていくことを、この場で皆さんとともに表していく」と決意を述べた。続いて大宮秀之厚木警察署長や県警本部組織犯罪対策本部長らも来賓としてあいさつを述べた。

 その後、神奈川県弁護士会民事介入暴力対策委員会の島崎友樹委員長が講演。暴力団対策法の改正によって都道府県の暴力団追放推進センターなどが住民に代わり、原告となって事務所の使用差止請求ができるようになったことを紹介。「組事務所への包囲網は狭まっている。どうか地元住民の熱意とパワーで後押ししてください」と訴えた。

 最後に暴力団を「恐れない・金を出さない・利用しない・協力しない」とした暴力団排除宣言を読み上げ、「暴力排除へ頑張ろう」と参加者一同が決意を新たにしていた。

 総決起大会終了後は、広く一般市民にも暴力排除推進の機運を高めようと、本厚木駅前でチラシや啓発物品の配布が行われた。

<PR>

厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6

市長公約実現へ足固め

厚木市組織改編

市長公約実現へ足固め

7部新設で円滑図る

3月22日

厚高と共同実証実験

厚木市

厚高と共同実証実験

水引交差点の交通対策

3月22日

2台目EV収集車を導入

厚木市

2台目EV収集車を導入

全公用車の電動化目指す

3月15日

現校名で最後の卒業式

厚木東高厚木商業高

現校名で最後の卒業式

統合し厚木王子高校へ

3月15日

広報大賞の優秀賞に

JAあつぎ

広報大賞の優秀賞に

112の推薦から選出

3月8日

撮り続けた歴史に幕

愛川町写真クラブ

撮り続けた歴史に幕

今年で解散

3月8日

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月22日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

  • 3月8日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

4月に綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

4月に綾瀬で初公演

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

厚木・愛川・清川版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook