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アミューあつぎで「手織り展&夢色羊マルシェ」を開催中の工房夢色羊を主宰する 岩崎 真弓さん 戸田在住 58歳

公開:2016年11月25日

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人生という名の布を織る

 ○…「一つひとつ、指先から生まれたものこそ愛おしい」。そんな思いで25年間、機織りを教えてきた。市内戸田にある工房「夢色羊」を主宰。タペストリー、洋服、マフラー、座布団…。工房でさまざまな物を生み出す。「365日、糸を触らない日はないくらい、機織りが好き」。仕事も趣味も機織りなのだと、頬を緩めた。

 ○…工房は自宅の隣にある実家。現在は市内に限らず愛川町でも教室を開き、生徒は約30人。時には県外でも講座を持つ多忙ぶりだ。羊毛から糸を紡ぎ、染色して機を織る。一連の作業をすべてこの工房で行っている。藍染や草木染から紅茶、カレー粉など身の回りにあるもので色をつける。そのすべてが手作業。「自分で染めた糸って、同じ色は二つとないんです」。それがこの仕事の魅力だという。さまざまな種類の糸、色を組み合わせて一つの作品を仕上げる。「見て美しいものはもちろん、私が作りたいのはみんなの役に立つもの」。取材時に敷いてもらった座布団も、羊毛で作った手作り品。「手作りのものは、暖かくて温かい」

 ○…北海道美唄市で生まれ、両親の転勤で厚木へ。小学生の頃から編み物が好きだった。高校生の頃に六本木の手芸店で見かけた色とりどりの毛糸に魅せられ、独学で染色、機織りを学んだ。短期大学を卒業して結婚。27歳のころ、市民ギャラリーで初の作品展を開いた。それから毎年欠かさず作品展を開いている。

 ○…2011年の東日本大震災以降は毎年、作品展で販売した作品の売上の一部を使って、被災地に物資や食料品などを送っている。「作品づくりは一人の作業かもしれない。それでもここまで一途になれるのは工房の仲間、作品を通じた人との出会いがあるから。縦の糸が私の人生だとすると、横の糸は出会った人たち。最期は一枚の大きな布が仕上がると思う」。それはとても美しい「人生という名の布」。工房夢色羊の作品展は28日まで。

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