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厚木産小麦の「中華麺」完成 6次産業化 JAあつぎが企画

経済

公開:2016年11月25日

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ラーメンをPRするJAあつぎ地域農業対策課の井萱さん
ラーメンをPRするJAあつぎ地域農業対策課の井萱さん

 耕作放棄地対策として市内の新規就農者たちが栽培する、厚木産の小麦を使った中華麺がこのほど完成した。明日26日(土)と27日(日)に厚木中央公園で開催される、第47回厚木市農業まつりでラーメンとして販売される。

 厚木産の小麦は、主に新規就農者たちが2年ほど前から栽培している。厚木市農業再生協議会が旗振り役になり、2014年に市と市農業委員会、JAあつぎの三者が連携して開設した「都市農業支援センター」が窓口になって始めた。

 国の補助事業(交付金)を活用するなどして新規就農者が作付けしやすいように整備し、現在は4人が栽培する。同センターによると小麦は津久井在来大豆との二毛作で、面積は約1万4000平方メートル。「ゆめかおり」と「さとのそら」の二つの品種が主に生産され、今年の収穫量は玄麦でおよそ5トンだという。

 中華麺の製造は、生産(1次)から加工(2次)、販売(3次)までを一体的に取組む「6次産業化」の一つとしてJAあつぎが企画。付加価値を付けて生産した小麦を高く買い取ることができるシステムを構築するためのもので、生産者の所得向上をめざす。

 農業まつりで販売されるラーメンの中華麺は、市内船子の扇や製麺店に製造を委託。強力粉としてパンや中華麺にも適性があることから「ゆめかおり」が採用された。麺はコシと風味が良いという。

 一杯400円で、具には厚木産のホウレン草やネギのほかに、津久井在来大豆で作ったがんもどき(三橋豆腐店製造)が添えられる。各日400杯限定。生麺の購入も可能で一食150円(スープ付)で販売される。また、生麺は農業まつり以降、夢未市本店で年内いっぱい販売する予定。

 JAあつぎ地域農業対策課の井萱諭さんは「6次産業化は地域の活性化になることが最終目標。一般消費者はもちろん、農家の方にもラーメンを食べてもらえれば」と話した。

 今後は、地粉を使った乾麺や生うどんの製造をはじめ、菓子やパン店とのコラボレーションも視野に計画している。

津久井在来大豆を使ったがんもどきをはじめ、厚木産の野菜が具として添えられたラーメン
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