神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

厚木市古式消防保存会 伝統の妙技 準備着々 新春の出初め式で披露

文化

公開:2016年12月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
暗闇の中、はしご乗りの練習に励む会員
暗闇の中、はしご乗りの練習に励む会員

 厚木市による新春の風物詩、消防出初め式が来年1月8日(日)に開催される。「はしご乗り」など伝統の技を毎年披露する厚木市古式消防保存会(森屋知之会長)は、本番に向けて年末も練習に励んでいる。

 市古式消防保存会は、約250年前の江戸時代中頃から始まった火消の伝統を継承したもの。当時建築に携わるとび職がその役を担っていたことから、現在も厚木市鳶職組合の組合員らによって組織されている。

 保存会は1970年に当時の組合長、飯島正治氏のもとで設立。「木遣」「まとい振り」「はしご乗り」などの技を後世に伝えようと、出初め式をはじめ各地のイベントや福祉施設、学校などでも披露している。

 現在は17人が所属。外郭工事業をメーンとする組合員らが仕事の合間を縫って練習に励む。普段は上荻野の会員宅に集まり、はしご乗りや木遣を練習。出初め式で使用するはしごも会員たちの手で製作した。

 出初め式でも盛り上がるはしご乗りの技で最も難しいのが、頂上で両手を傘のように広げる「唐傘」。下半身でバランスを取る大技を来年も披露する予定だという。

 森屋会長は「歴史、文化を残すだけでなく、日頃の防災意識の向上を訴えるために活動している。市内だけでなく市外での活動で技芸を伝えていくことが大きな役割」と話す。

 出初め式は2017年1月8日(日)、午前10時から正午まで荻野運動公園駐車場(中荻野1500)で開催する。第1部が消防活動の功績者などの表彰、2部が保存会や消防本部による消防演技。また、今年から始まった清川村との消防広域化を記念し、清川村に配備された車両の行進もある。

消防団による歳末警戒も

 市内の各消防団は12月27日(火)から31日(土)まで、歳末警戒を実施。午後7時から同9時まで市内を巡回して火災予防を呼びかける。

厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6

eスポの可能性に期待

厚木市

eスポの可能性に期待

市民参加交流会を初開催

3月29日

前人未到の審判生活50年

厚木市野球協会

前人未到の審判生活50年

三浦勝利さん(81)

3月29日

市長公約実現へ足固め

厚木市組織改編

市長公約実現へ足固め

7部新設で円滑図る

3月22日

厚高と共同実証実験

厚木市

厚高と共同実証実験

水引交差点の交通対策

3月22日

2台目EV収集車を導入

厚木市

2台目EV収集車を導入

全公用車の電動化目指す

3月15日

現校名で最後の卒業式

厚木東高厚木商業高

現校名で最後の卒業式

統合し厚木王子高校へ

3月15日

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月22日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

  • 3月8日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

4月に綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

4月に綾瀬で初公演

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

厚木・愛川・清川版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook