2月5日(日)に2千回目の開催となる厚木市民朝市。市民の台所として43年目を迎えた。時代と共に朝市を支えてきた人々の姿を紹介する。
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朝市が始まった1974年、ほとんどの生産者の販路は青果市場だった。「朝市や直売という販路が知られていなかったなかで、一人ひとり生産者に声をかけた」という当時の農業政策課担当者。市場への出荷作業で忙しい生産者に朝市への出店を依頼するのは困難を極め、一軒一軒を回る日々だったという。
ようやく出店者が集まったものの、市場からの圧力を受けて出店を諦めた生産者も後を絶たなかった。「出荷先が市場じゃない人たちは締め付けにあったと聞いた」と担当者。それでも月に一度だった朝市は続き、隔週、毎週へ。現在の市文化会館駐車場での開催に至った。
厚木市民朝市出店者組合の組合長を務める相原正夫さん(64)は、朝市の意義を「お客さんの顔が見える対面販売ができる場所はとても大切」と語る。現在29店舗が参加し、季節限定の出店者もうち3店舗。「旬の採れたての野菜が手に入るから、リピーターも多い。夏は子どもをつれてくる人もいる」と笑みがこぼれる。
朝市開催2千回を控え、相原さんは「ニーズに合った新しい野菜を作ったり、少量しか食べない人向けに小さな袋詰めにしたり、常に変化していく必要がある」と気を引き締める。「他の地域で開催している朝市と交流するなど、日々新しいものを取り入れて進化を続けたい」と語った。
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