クロード・チアリのギターの音色が流れる店内に「ぱちり」。碁石を置く音が響く。次の手を考えて首をひねったり、仲間の打つ手に講評を加えたり―。棚沢の珈琲工房ヨシダで月に一度開催される、「囲碁友練成会」での光景だ。
店主の吉田悌二朗さんの声がけで2014年に結成した同会。町内をはじめ遠くは藤沢市長後から通う会員も含めて、毎月10人ほどが碁敵との勝負を楽しんでいる。最年長は84歳、最年少は神奈川工科大学4年の柴田賢志(さとし)さん(22)だ。
地元愛知を出て一人暮らしをする柴田さんは「多いときは毎日」通うほど同店のカレーやピラフのファン。吉田さんに”スカウト”され、会に顔を出すようになった。人好きな性格も手伝い腕はめきめきと上達し、就職活動に励む現在も可能な限り参加を続けている。
「会社の先輩から教えてもらった」「礼に始まり礼に終わる囲碁で、人間性を養えた」など、始めたきっかけや感じる楽しさはさまざま。経歴も年代も異なる人たちが同じ趣味を介して交流する垣根の低さが、店内に流れる緩やかな一体感を醸し出している。
次回開催は8月7日(月)。午前9時〜午後5時の間で参加自由。コーヒーや菓子付きで1000円。問合せは吉田さん【電話】046・242・6635へ。
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