厚木市は7月7日から9日にかけ、沖縄県糸満市の訪問団を招き、バスケットボールなどで市内小学生や高校生との交流会を行った。「6番目」の友好都市の締結をめざし同市を招いた、初めての交流事業となる。
厚木市は、横手市(秋田県)、網走市(北海道)、ニューブリテン市(アメリカ合衆国)、揚州市(中華人民共和国)、軍浦市(大韓民国)の合計5都市と友好都市を締結している。毎年、互いに訪問団を派遣し合い、スポーツや教育などさまざまな分野で交流を図っている。今回の交流会は、厚木市と糸満市がそれぞれ網走市と友好都市を締結していることがきっかけとなり、3都市が連携し交流を行っていこうと計画された。
沖縄本島の最南端に位置する糸満市は、人口約6万人。今回は、同市の小学生12人と、同市教育委員会の安谷屋(あだにや)幸勇(こうゆう)教育長らスタッフ6人の計18人が厚木市に訪れた。交流会が行われた8日の朝、一行を出迎えたのは、公募で集まった厚木市、愛川町の小学生12人と、厚木高校男子バスケットボール部の部員ら。安谷屋教育長は「飛行機に乗るのも初めてという子どもがほとんど。沖縄とはまったく違う厚木の自然に触れ、日本は大きいということを肌で感じながら、将来も続く交流を深めてもらいたい」と思いを話した。
子どもが白熱バスケ交流
8日はまず、南毛利スポーツセンターで小学生同士や高校生を交えたバスケットボールでの交流イベントが実施された。小林常良厚木市長と安谷屋教育長のフリースロー対決ではじまり、勝負は3本目にシュートを決めた小林市長に軍配。小学生同士の試合では、互いに一歩も譲らない真剣モードで試合が進み、運動量で勝った糸満市チームが40-33で勝利した。試合に出場した兪(ゆ)海明(みきお)さん(厚木第二小6年)は、「(相手は)スピードが速いし上手くて、刺激になった。勝ちたかったけど、楽しくできたのでよかったです」と清々しく語った。交流会の中盤では、糸満市の小学生がこの日のために練習してきた伝統芸能「エイサー」などを発表、夕方からは七沢自然ふれあいセンターに移り、バーベキューや宿泊で親睦を深め合った。
厚木市は来年度までに、糸満市と友好都市締結をめざす。7月25日(火)からは、厚木市から中学生4人が糸満市に派遣される予定。
厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
|
<PR>