厚木市恩名在住の井上大成さんが、9月1〜11日にカナダで開催された第28回WBSC U―18ベースボールワールドカップに日本代表として出場し、3位入賞を果たした。この大会は12の国と地域が出場し、18歳以下の選手による野球世界一を決めるもの。井上さんは全9試合中7試合に野手として出場し、18打数2安打の成績を残した。
今大会で一番印象に残った試合に、3ランホームランを打った1戦目(1日・メキシコ戦)を挙げた井上さん。この快打で2戦目(3日・アメリカ戦)では5番指名打者に選ばれたが、結果は4打数無安打。「監督の期待に応えられずに悔しかった」と振り返る。
早稲田実業高の清宮幸太郎さんをはじめ、同年代のトップレベルの選手らと過ごしたことも大きな経験になった。8戦目(10日・韓国戦)で負けて優勝を逃した後、3位決定戦に向けチームを鼓舞する清宮さんの姿を見て、「プレーだけでなく、人間性も一流だと感じた」と刺激を受けた様子。
井上さんは現在日本大学第三高校に通う3年生。夏までは硬式野球部に所属し、寮生活をしながら練習に励んだ。入寮当初は母親の手料理が恋しくホームシックになることもあったが、友人たちとカラオケに行くなどの楽しみを見つけ、2年半を過ごした。弟の広輝さん(1年)も同部に所属し、「今後が楽しみ」と話す。
部活を引退してからは実家から通学する毎日。「これからは小・中学生の時に所属していた地元のチーム(恩名ソフト、相模ボーイズ)へ顔を出し後輩の指導もしたい」と抱負を語る。大学への進学を希望し、将来の夢は「プロ野球選手」と力強く前を見た。
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