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文化財保護ポスター事業 最優秀賞に古谷さん・森下さん 応募数956点の頂点に

文化

掲載号:2017年11月24日号

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 神奈川県内の中学生を対象に行われた、「第46回文化財保護ポスター事業」の入賞作品がこのほど発表された。応募総数956点の中から、「わたしたちの文化財」部門で古谷未緒さん(小鮎中3年)が、「世界遺産登録をめざす鎌倉」部門で森下慧璃(えり)さん(荻野中2年)が、それぞれ最優秀賞に輝いた。なお、2人の作品はポスター化され、県内の中学校や社寺、文化施設などに配布、掲示される。

「わたしたちの文化財」部門古谷 未緒さん

 受賞の知らせを聞いたとき「間違えじゃないか、信じられない気持ちでいっぱいだった」という古谷さん。3日に行われた表彰式で賞状を受け取り初めて、「最優秀賞を獲った実感が沸いてきた。家族のみんなが喜んでくれて嬉しかった」と笑顔を見せる。

 古谷さんの作品は、県指定無形民俗文化財の牛込の獅子舞や、国指定重要文化財の木造舞楽面(陵王、抜頭)など、4つの面が描かれている。題材に面を選んだ理由は、「文化財というと建物を描く人が多いと思ったので、自分の得意な人物画で勝負しようと思ったから」という。

 夏休みの課題として出されたポスター制作。夏休み期間1カ月を使い、じっくりと描き上げた。「文化財なので、絶対に間違えてはいけないと思ってたくさん資料を調べた」という作品の中央には、大きく「文化財保護」の文字。書体にもこだわった。細かく描かれた面の装飾は、10種の筆を使い分け仕上げた力作だ。

「世界遺産登録をめざす鎌倉」部門森下 慧璃さん

 昨年も同部門に出品し、入賞した森下さん。「昨年、文化財を描いていて楽しかったので、今年も描こうと思った。楽しい気持ちで描いた作品が最高の賞で嬉しい」と満面の笑み。

 森下さんの作品は、荏柄天神社や鶴岡八幡宮、光明寺、鎌倉大仏などが描かれている。

 鎌倉まで足を運び、様々な角度から写真を撮り、デッサンから色づけまで10日間で仕上げた。「本物に近づけたいという一心で描いていたので、気づいたら夜になっていることもあった」と振り返る。何枚も描き直し、納得のいく作品を完成させた。

 絵具の中でもポスターカラーを使って描かれている同作。「大仏や木の葉の色を作り出すのが大変だった」と吐露する。

 普段は、身近な物をデッサンするのが好きという森下さん。最近描いているのは自身の運動靴だとか。

 来年もチャンスがある森下さんは「同部門に出品したい」と意気込みを語った。

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