厚木版 掲載号:2018年2月9日号
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ZOOM UP 「もっと知りたい」が原動力 救急車適正利用を広める会の代表として活動を続ける 岡島春奈さん(39)

社会

「仲間を増やして、もっとたくさんの人に知ってほしい」と忙しさをものともしない
「仲間を増やして、もっとたくさんの人に知ってほしい」と忙しさをものともしない
 ▽「救急救命士が教える緊急時の対応」と題した講演会を2日に主催。講演は座学だけでなく、転倒した場合や、意識が朦朧としている高齢者への対応シミュレーションなど、実技も交えたわかりやすいものにした。予想を上回る参加希望があり、講演後の質疑も多く参加者の意識の高さを実感した。遠くは静岡からの参加者のほか、現役救命士、AEDを取り扱う企業などの協力もあり、回を重ねるごとに充実したものに。15回目を数える今回も、盛況のうちに幕を閉じた。

 ▽保育士から専業主婦を経て、中荻野に新しく立ち上がると聞いた民間の救急タクシー会社『ふたばらいふ』にパート事務として入社したのが10年前。当初は「電話を取る事すらままならなかった」というが、現場を見るうちに「もっと知りたい」と意識が前のめりに変わっていった。同社の代表は元救急隊長。都度、分かりやすく教えてくれた。話を聞くたびに「他の人にも知ってもらわなくては」と思うようになり、会を立ち上げ講習会をスタートした。

 ▽総務や経理などの事務方だけでなく、訪問看護や民間救急車の添乗員などの現場も任されるようになり、現在は同社の取締役に。多忙な時間の合間を縫って、ボランティアとして会の活動を続けている。会も会社も、裏方を一手に引き受ける。どれも「もっと知りたい、みんなにも知ってほしい」という思いから。気分転換は、週1回通うベリーダンス。明るい仲間と、無心に体を動かし汗を流すのが良いのだという。夫との二人暮らし。「何も言わず見守ってくれて、頭が上がりません」と肩をすくめた。

 ▽困っている人を目の前にしたいざという時、「対応方法を知っていることで、見て見ぬふりをせずに一歩を踏み出し、手を差し伸べることができるはず」。救急をマナーとして学ぶことが地域のためにもなる。地道に活動を続けていく。

 同会の活動はフェイスブックで発信中。次回の講演会は夏ごろを予定。

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