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筆に込める、節句の寿ぎ 総手描彩色師の竹垣諒さん

文化

公開:2018年3月2日

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彩色師の竹垣諒さん。仕事場には数々の人形がならぶ=2月27日・人形の甲世(市内旭町)
彩色師の竹垣諒さん。仕事場には数々の人形がならぶ=2月27日・人形の甲世(市内旭町)

 古くは人に代わって厄災を引き受け、女の子の健やかな成長を願って贈られてきたひな人形。市内旭町の人形の甲世(こうせい)に、衣装にフリーハンドで図柄を描く、「総手描彩色」の技術を持つ竹垣諒さん(岡田・27)がいる。

 組みあげた人形に、衣装を着せた状態で絵をつける「総手描彩色」。パソコンの画面で図案を見ながら、下絵なしで筆を動かす=写真下。彩色にはアクリル絵の具を使う。

 竹垣さんは静岡県沼津市の出身。東京造形大グラフィックデザイン学科で、子どもの家具やおもちゃなどのデザインから製作までを学んだ。在学時、乳幼児用の玩具やマタニティグッズの催事販売中に、同社の石黒正美代表取締役から声をかけられてアルバイトを始め、卒業後に入社した。

 現在は石黒さんの構想を竹垣さんが図案におこし、二人三脚で人形を作る。「例えば桃の節句は、節分からひな人形を仕舞うまで、すなわち春の始まりから桃の花が咲き終わる頃という、季節の移り変わりを理解する機会。図柄一つひとつにも意味があり、子どもの知識欲や親子の話題が生まれるような人形づくりを心がけている」と石黒さん。大まかな図案をもとに衣装の素材選びから竹垣さんの仕事が始まる。節句や文化に対する造詣の深さは、竹垣さんの強みの一つだ。

 現在竹垣さんは、全国47都道府県の特産品や県花、象徴的な情景などを衣装に描く、「ふるさと雛」の制作に取り組む。現在9体が仕上がっており、2020年までに完成予定。

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