厚木・愛川・清川版 掲載号:2018年5月4日号 エリアトップへ

健やかな成長を願って 端午の節句に凧揚げを

文化

掲載号:2018年5月4日号

  • LINE
  • hatena
「昭和二十六年五月五日記念撮影」と書かれている。中央で抱かれているのが山口会長
「昭和二十六年五月五日記念撮影」と書かれている。中央で抱かれているのが山口会長

 凧揚げと言えば、今では少なくなってきたが、正月が一般的。かつては子どもの健やかな成長を願って、端午の節句にも凧揚げがされてきたという。明日5月5日の端午の節句を前に、市内の凧揚げの風景を取材した。

*  *

 数々の鯉のぼりが雄大に泳ぐ恩曽川地蔵橋脇の田んぼでは4月21日、恩曽川をきれいにする会(関口正昭会長)と玉川せんみ凧保存会(前場政行会長)の協力により、せんみ凧が揚げられた。

 せんみ凧とは蝉を模した凧で、伊勢原市の大宝寺発祥の郷土玩具。前場会長によると、伊勢原から七沢に嫁いできた人が厚木に広め、1932(昭和7)年頃から近隣で作られているという。

 近年凧揚げをする子どもが少なくなっていることから、凧に親しんでもらおうと今年初めて行われたもの。午前中のみの開催だったが、15人ほどの子ども連れが凧揚げをし、帰りにはプレゼントされた凧を大事そうに抱えていた。

 当日子どもたちを見守っていた、南毛利地区自治会連絡協議会の山口泉会長宅に、古い写真が残っていた。地域で初節句を祝い凧揚げをしていた51(同26)年の写真=写真上=だ。「当時、温水は農耕地帯だった。楽しみも少なかったから、みんなでやっていたんだろうね」と目を細めた。

大人も魅了

 4月3日には、市内三田、中津川脇のれんげ畑で、高崎好正さん(下荻野)ら3人が凧揚げをしていた。相模の和凧と呼ばれる、竹の骨組みと和紙に武者絵を描いた手製で、大きさは6尺(約180cm)。米粒ほどに見えた凧は、120mほど上空まで揚がっているという。

 30年ほど前に、昔を懐かしんで作成したのがはじまり。誰に教わるのでもなく、試行錯誤を重ね今まで数えきれないほどの和凧を作ってきた。「すぅーっと真っ直ぐに揚がって、下ろす時も真っ直ぐに下りてくるのがいいねえ」と、切符の良い話し方で理想の凧を語る。20個作って1個あれば良い方だとか。

 「この張りがたまらないんだよ」と握らせてくれた凧糸は、遠目では多少のたわみを保ちながらも、体を持っていかれそうなほどの力でぐいぐいと引っ張られていた。「凧好きが集まって暇さえあればいつも揚げているよ」とにっこり。端午の節句には「上は赤、下は緑のツートーンで太陽と大地を表したものを昔は揚げていた」と話す。

 隣の相模原市や座間市では今日5月4日と明日5日に、大凧まつりが開催される。

手を放すと、すぅーっと揚がる凧
手を放すと、すぅーっと揚がる凧
玉川公民館ではせんみ凧作り教室も行われた
玉川公民館ではせんみ凧作り教室も行われた

株式会社伊藤測量

厚木市で創業40周年を迎えました。ご支援ありがとうございます。

<PR>

厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6

ワンだふるな写真を展示

ワンだふるな写真を展示 社会

11月10日まで 「あつめ木」

10月22日号

高速大容量に環境整備

神奈川工科大

高速大容量に環境整備 教育

第1期竣工祝う

10月22日号

平和の尊さを後世に

平和の尊さを後世に 社会

清川で二つの企画展

10月22日号

治療と仕事の両立をサポート

治療と仕事の両立をサポート 社会

(一社)がんと働く応援団

10月22日号

ざる菊 色鮮やかに

ざる菊 色鮮やかに 文化

5000株が見ごろ

10月22日号

愛犬としつけを学ぼう

愛犬としつけを学ぼう 教育

11月13日に教室実施

10月22日号

義家ひろゆき

厚木市旭町1の15の17

https://www.yoshiie-hiroyuki.com/

立憲民主党・ごとう祐一

提案を実現 予算委員会質問時間No.1

https://www.jitsugen.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月15日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月30日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年10月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook