厚木市庁舎建設等検討委員会(委員長/神保忠男市自治会連絡協議会会長)の会合が5月21日に市役所で開かれ、新庁舎の建設場所について、本厚木駅前のバスセンターなどがある「中町第2-2地区がふさわしいと判断する」とした。まとめた提言書を、29日(火)に小林常良市長へ提出する。
検討委は公募市民や学識経験者など13人で構成。昨年7月に発足して以来、今回までに7回の会合を行い、新庁舎の建設候補地や在り方などについて議論してきた。
当初は【1】2-2地区のほか、【2】現本庁舎敷地及び周辺地区、【3】厚木中央公園、【4】文化会館周辺地区、を建設候補地として検討。交通の利便性や用地取得費などを考慮し、【3】【4】が「建設場所としてふさわしくない」と判断され【1】【2】で協議してきた。
検討委がまとめた提言書案では、「あるべき姿の実現性、超高齢社会の更なる進展、地域経済への効果、持続可能な都市経営など、多方面から総合的に建設候補地を比較検討した結果、新庁舎の建設場所は、2-2地区がふさわしいと判断する」と明記。また、現本庁舎敷地については、「市全体のまちづくりを考慮し、持続可能なまちの実現に向けた活用を検討するべきである」と提示した。
検討委はこの日に挙がった意見も反映させ、29日に小林市長へ提言書を提出する。神保委員長は本紙の取材に「何が課題か整理され、夢が持てる良いものをまとめることができた」と話した。
竣工・移転の目安24〜25年度
検討委がまとめた建設場所は、バスセンターの東側で、市営自転車等駐車場などがある約8800平方メートル。図書館や(仮称)こども未来館を核とした複合施設の建設用予定地。この日の会合で、委員から今後の建設スケジュールの確認もあり、事務局(市企画政策課)は、「順調にいった場合」と前置きした上で、2024年度〜25年度に竣工・移転する目安を示した。
提言書の提出後は、市民との意見交換などを経て、市が(仮称)新庁舎整備基本構想(素案)を策定。パブリックコメントなども実施する。
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