「私学教育の振興に尽力した」として、2018年度神奈川県県民功労者表彰を受賞した 中野 正規さん 妻田東在住 81歳
夢ある仕事で育む未来
○…今年2月、受賞の報は書面でもたらされた。「教育とは、社会的責任のもと、明るく元気に子どもたちを育む、夢のある仕事。やるべきことを当たり前にやってきただけ。恐縮です」と謙虚さが滲み出る。1975(昭和50)年4月に父が創立した愛泉学園厚木のぞみ幼稚園で理事長職に就き、今年で30年目になる。
〇…生粋の厚木人。清水小に睦合中、いずれも自宅から学校が遠く、通学で自然と体力がついた。恵まれた体格のスポーツ少年は、陸上に野球に引っ張りだこ。高校ではラグビーに汗を流した。早大商学部で学び、大手企業に就職。朝まだ暗いうちに出勤し、帰宅は夜遅くなってから。30歳で結婚し2人の息子に恵まれるも、「見るのはいつも寝顔」という生活。人事畑を20年歩いた後、園の仕事に携わるように。結婚当時から父を補佐していた妻との、二人三脚が始まった。企業での勤務経験から英語教育の必要性を感じ、27年も前から外国人教師を招いていた、先見の明の持ち主だ。
〇…園では毎日8時20分の朝礼と、夕方グラウンドを3周歩くことが日課。園を支える25人の職員とのコミュニケーションを大切にし、「夢のある仕事だよ。自信と誇りを持って」と、繰り返し伝えている。職員たちもそれに応え、チームワークは抜群。年に3度ほど、全職員が参加しての食事会は、カラオケのお楽しみ付き。その時にはマイクを握り、都はるみの『大阪しぐれ』を披露する。
〇…多くの年間行事を記録した写真には、お気に入りの紺ブレとピンクのシャツ、早大カラーのエンジのネクタイ姿で度々登場。おしゃれな理事長先生は、きっと園児たちの誇りだろう。県庁での表彰式後に職員一同から贈られた胡蝶蘭が、園の玄関口で柔らかな存在感を放っていた。
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4月19日