神奈川県を中心に関東地方に甚大な被害をもたらした関東大震災の発生から、あす9月1日(土)で95年。厚木市内の被災状況の詳細は『厚木市史史料集(9)災害編』に詳しいが、現在でも街なかの各所に見られる慰霊碑や遺構を文献とともに紹介する。
相模大橋際に建つ震災記念碑(【1】)の背面には、「厚木町有志」の名で、町内1008戸のうち549戸が全壊、251戸が焼失した旨などが記されている。
恩名の三嶋神社の本殿に続く階段脇に残るのは、損壊した鳥居の一部(【2】)。同神社の現在の鳥居(【3】)に彫られた建立年月からは、震災後に再建されたことが窺える。
七沢のかぶと湯温泉山水楼は、関東大震災がきっかけで湧き出した温泉(【4】)。3代目の森本貴久さんは、元は田んぼだった旅館の一帯を震災後確認に行くと、ひたひたと湯が湧き上がってきたという話を初代から伝え聞いている。かぶとの形をした岩のふもとから湧き出したため、この名が付いた。現在もなお地表まで湯が自噴しており、日帰り入浴のほか、宿泊も可能。火曜と第2・4水曜休み。料金や営業時間などの詳細は【電話】046・248・0025へ問合せを。
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