神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

あつぎ市民発電所 市内初のソーラーシェアへ 発電基金と支援者募る

社会

公開:2018年8月31日

  • X
  • LINE
  • hatena
ソーラーパネルを設置する落合農園
ソーラーパネルを設置する落合農園

 脱原発と再生可能エネルギーの普及をめざす、市民による団体・一般社団法人あつぎ市民発電所(遠藤睦子理事長)が7月に設立された。同団体では、活動の第1弾として、飯山に太陽光発電パネルを設置し、市内で初となるソーラーシェアリングに取り組む。

 ソーラーシェアリングとは、田んぼや畑で、作物の収穫量を下げずに、太陽光発電をするしくみのこと。地表から2・5〜4mの高さにソーラーパネルを設置していき、作物を育てながらエネルギーを生成する。国内では、1500カ所を超す農地で実用されるなど、広がりを見せている。

 このしくみに、市内で初めて取り組むのが、あつぎ市民発電所。設立発起人で理事長の遠藤さんは、東日本大震災以降の脱原発の市民活動に参加する中で、「市民ができることはないだろうか」と模索していたところ、今年2月に農地提供の話を受け、ソーラーシェアリングのことを知った。市の協力を得ながら、小田原市に実例を見学しに行くなど準備を進め、今年7月に9人で法人を設立。ソーラーシェアリング実現へ向けスタートを切った。

 実際に行う場所は市内飯山の落合農園。約13m×38m、500平方メートルほどを賃借し、サツマイモを栽培、その上にソーラーパネルを設置する。設置経費は約740万円。発電量は年間で3万4千KW/時を見込む。遠藤理事長は「採算が取れるのに20年弱かかるなど非常に厳しいが、『こんなことができるんだ』というのを実感してもらい、周囲に広がっていけば」と話す。

9月1日オープニングのつどい

 同団体では、9月1日(土)午後1時30分から3時30分まで、アミューあつぎ6階(中町2の12の15)でオープニングのつどいを開催する。

 当日は、ソーラーシェアリングや再生可能エネルギーの専門家らが講演するほか、同団体の設立趣旨や事業内容を遠藤理事長が紹介する。聴講無料、予約不要。

 また、同法人では現在、ソーラーシェアリング実現へ向けて、800万円を目標に「あつぎ市民発電基金」の募集のほか、活動に参加する会員も募っている。

 詳細、問合せは遠藤理事長【携帯電話】080・1010・4759へ。

あなたの街の植木屋さん ハロー・ガーデン

土日祝OK!見積り・出張費0円!1本からでも対応します!

樹木葬と家族葬の「ゆかりえ」

小田急線「愛甲石田駅」徒歩すぐ。友引の日は無料相談会開催中。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6

新たな歴史をスタート

厚木王子高等学校

新たな歴史をスタート

校章も発表

4月12日

市の支援で運行移管

コミュニティバス「森の里ぐるっと」

市の支援で運行移管

新車両も導入

4月12日

3D都市モデル公開

厚木市

3D都市モデル公開

ハザード情報などを共有

4月5日

指定管理に地元協同組合

清川村

指定管理に地元協同組合

宮ヶ瀬地区公共施設

4月5日

eスポの可能性に期待

厚木市

eスポの可能性に期待

市民参加交流会を初開催

3月29日

前人未到の審判生活50年

厚木市野球協会

前人未到の審判生活50年

三浦勝利さん(81)

3月29日

あっとほーむデスク

  • 3月22日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

  • 3月8日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook