厚木・愛川・清川版 掲載号:2018年9月21日号 エリアトップへ

神奈川がんばる企業 市内唯一のエース認定 防音・騒音対策の(株)静科

経済

掲載号:2018年9月21日号

  • LINE
  • hatena
メイン商材の防音・吸音材「一人静」を手にする高橋代表取締役
メイン商材の防音・吸音材「一人静」を手にする高橋代表取締役

 神奈川県は8月28日、県内41企業を「神奈川がんばる企業」として認定。そのうち10社が選定される「神奈川がんばる企業エース」に、金田の製造業、株式会社静科(しずか)(高橋俊二代表取締役)が、市内から唯一選ばれた。

 「神奈川がんばる企業」は、独自の経営努力により「年率3%以上の付加価値額の増加」などを実現した中小企業・小規模企業を認定するもので、昨年度から実施されている。認定企業の中から地域への貢献度などが特に優れた企業が「エース」に選定される。

 今回エースに認定された(株)静科は元来、大手メーカーの下請けとして新幹線やヘリコプターの部材を製造する町工場だった。先代代表取締役・高橋邦雄氏が「人のためになり、後世に残る独自技術を創ろう」と2006年に法人化。断熱材の開発を進めるうちに、防音材として優れるものが完成。改良を加え、今回の選出理由にもなった、幅広い防音効果と多機能性を実現した「一人静」を開発した。

「人のために」先代の思い継ぎ

 東日本大震災後、被災地のニュースを目にした同社は「壁の薄い仮設住宅で使ってもらえれば」と防音パネル「一人静」を大量に寄付した。その直前、先代が闘病の末に他界。現代表が引き継いだが経営状態は「赤字ぎりぎり」。日本全国を営業に回り、がむしゃらに働いたと当時を振り返る。

 被災地に送った「一人静」が民放テレビ局の目に留まり全国放映されると、全国から問合せの電話が殺到。わずか7人の社員は対応に追われ、一躍全国区へと羽ばたいた。

 「一人静」は元来の防音材よりも、薄くて軽く加工性に優れるため、邪魔にならず短い工期で済むという。開発から10年以上が過ぎた今も、社会ニーズに合わせてブラッシュアップを続け、高速道路の騒音吸収装置や国内外の工場、幼稚園、個人宅など幅広く使われている。今までテレビなどマスコミにも度々取り上げられ、第7回ものづくり日本大賞「経済産業省関連」優秀賞など、数々の栄誉に輝いている。

 高橋代表取締役は「これからも人のためになる仕事をしていきたい。父が命を懸けて創ったモノを知ってもらえたら」と話した。

厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6

石田美咲希さん日本代表に

トランポリン

石田美咲希さん日本代表に スポーツ

パリ五輪の強化指定も

8月23日号

魅力伝えるキャッチ公募

魅力伝えるキャッチ公募 社会

厚木市 市民参加呼びかけ

8月23日号

大人の癒し空間 定着

ジャスナイト10周年

大人の癒し空間 定着 社会

音楽と厚木グルメ楽しむ

8月16日号

議長に寺岡氏

厚木市議会

議長に寺岡氏 政治

各常任委員も決定

8月16日号

絵とうろうで光の回廊

大山

絵とうろうで光の回廊 社会

あす10日からまつり

8月9日号

戦争の記憶 後世へ

愛川町郷土資料館

戦争の記憶 後世へ 社会

企画展で陸軍飛行場写真集も

8月9日号

若者目線で“ウマい食”開発

愛川町×松蔭大

若者目線で“ウマい食”開発 社会

観光学ぶ学生とコラボ

8月2日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 8月9日0:00更新

  • 8月2日0:00更新

  • 7月26日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

自分だけの絵本作り

自分だけの絵本作り

デザインオフィス ティラミス

8月23日~8月27日

厚木・愛川・清川版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2019年8月23日号

お問い合わせ

外部リンク