厚木版 掲載号:2018年10月5日号
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ポトンと秋が落ちてくる 身近な木の実「どんぐり」ワールド

文化

上/みやがせミーヤ館職員の奈良さん作「昆虫シリーズ」。ダンゴムシはとち、クモは茶の実、ムカデはヒマラヤスギでできている
上/みやがせミーヤ館職員の奈良さん作「昆虫シリーズ」。ダンゴムシはとち、クモは茶の実、ムカデはヒマラヤスギでできている
 秋の野山で足元に目をやれば、探さなくても飛び込んでくる、丸いの、細長いの、帽子をかぶっているもの―。そう、どんぐりだ。

 日本全国、ある場所では通貨として”預金”したどんぐりを苗木やグッズと交換したり、またある場所では工作の材料に変身させたり。さまざまに用途や姿を変え、自然に親しむ扉を開く、どんぐりの魅力を紐解いてみよう。

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 きっかけは、ある日ラジオで耳にした「どんぐり銀行」というワード。大小さまざまなどんぐりそのものを通貨とし、窓口に持ち込み、D(どんぐり)の単位で”預金”した額に応じ苗木やグッズと交換したり、協賛企業や店舗で特典を受けたりできる仕組みだ。

 香川県が発祥で、県民参加型の森林づくりともいえるこの取組みは、平成4年にスタート。どんぐり銀行事務局の県環境森林部みどり整備課森づくりグループによると、平成29年度末の有効預金者数は3154人。”預金”と交換した苗木は累計で4万2723本に上るという。同課の小笠原有志さんは「どんぐり銀行をきっかけに、木の実を探しに公園や森へ出かけることで、緑にふれ合い興味を持ってもらえたらと思います」と話す。

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 残念ながら厚木にはどんぐり銀行の窓口はないが、どんぐりを拾える場所なら多数ある。気軽に楽しめるどんぐりアートに挑戦してみてはいかが。おとなり清川村の宮ヶ瀬湖畔にある「みやがせミーヤ館」では、湖畔園地内で採集した植物をはじめとする自然の材料約40種が自由に使える、木の実のクラフトコーナーが人気だ。「道端の植物が工作の材料にならないかと常に気になる」という同館職員の奈良勇輝さんは、「子どもも大人も夢中になって手を動かします。個性がそのまま作品に出るのも楽しいですね」と話す。

 ミーヤ館は午前9時半〜午後5時開館、クラフトコーナーでの作業は4時の入館まで可。月曜休館(祝日の場合は火曜が休み)。問合せは【電話】046・288・3600へ。

 ちなみに旭町どんぐり公園は、市公園緑地課によると名前の由来は不明だが、本厚木駅南部土地区画整理事業により新設され、昭和50年7月1日から供用を開始。近隣市民に親しまれている。

右/好きな材料を選んで工作に挑戦。エノコログサや苔を使い、見本を横目に15分で製作した。一つひとつ異なる形のどんぐりが味わいを生む
右/好きな材料を選んで工作に挑戦。エノコログサや苔を使い、見本を横目に15分で製作した。一つひとつ異なる形のどんぐりが味わいを生む
厚木市内で集めたどんぐり。マテバシイやコナラ、クヌギなどが簡単に見つかる
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