子どもたちに生きる喜びや大切さを教えてくれる絵本。10月29日から「絵本読み聞かせ講座(全5回)」を主催する、絵本のつばさを広げる会の上野祥江代表(森の里)は、「絵本がたくさんありすぎて選ぶのが難しい時代。選書の目を養い、きちんと考えぬかれた絵本を読み聞かせることで、子どもの心の栄養につながります」と力説する。昨年初めて開催し、子育て中のお母さんから孫を持つ世代までが参加。「絵本のおもしろさがよくわかり、大好きになった」などの感想が寄せられたという。今回も定員の20人を超える応募があり、すでに満席だ。「厚木市の小学校は、読み聞かせボランティアを行っているところが多く、土壌が整っている」と話す。
司書として6年間勤めた戸田小を離れ、今年4月から上荻野小に勤務する。本の貸し出しや管理、修理、授業で必要な資料集めなどを行う。「本にポップをつけたり、季節に合ったディスプレイをしたりと、工夫しています」。児童が本に興味を持つよう、仕掛けづくりを大切にする。そのほか、9年ほど前から始めた森の里小学校での読み聞かせボランティアも続けている。
群馬県館林市生まれ。両親も本が好きで、幼少期から本に囲まれて育った。29歳で結婚し厚木へ。「最初は淋しい気持ちもありましたが、今では第二の故郷です」と微笑む。中3の娘とは「一番気兼ねなく話せる友だちのような関係」という。子育ての信条は「子どもの言動は、どんなことも拒絶せずにまずは受け止める。そうすると、子どもも私を受け入れてくれます」。やさしい眼差しで話す姿が印象的だ。
趣味は、新婚旅行で訪れたスペインで、本場に魅了され始めたフラメンコ。「普段着ない衣装をまとい、非現実の世界にいるのが楽しい」と目を輝かせる。読み聞かせについては、「まずはお母さんが本を楽しんでほしい。そうすれば、お子さんも必ず楽しむようになります」。絵本を通して“生きる力”を養う。
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