神奈川県警は11月28日、厚木市内に危険度の高いバス停留所が4カ所あると発表した。なかでも、飯山の「東京工芸大学前」停留所は、危険度がA判定だった。県警では、A判定の箇所から、優先的に合同現地診断を行い、対策を検討していくという。
今回の危険度調査は、8月に横浜市で発生した女児の交通死亡事故を受けて、県警が実施したもの。調査対象は、横断歩道に近接したバス停留所で、停車したバスが横断歩道を一部でも遮り信号機がついていない、県内の84箇所。交通量などの状況を踏まえ、危険度がA、B、Cの3段階で判定された。
具体的に、警察が危険度を判定する上で目安にする、指定項目(交通量や通学路に該当するかなど)を基準に、「A」は、指定項目の合計点数が平均以上で、さらに横断歩道を利用する児童数が84箇所の平均以上、路線バスが停車した際、横断歩道を全て塞ぐなどの停留所。「B」は、同項目の合計点数が平均以上、「C」は、同数が平均以下の箇所となっている。
市内で危険箇所に判定されたバス停は全部で4カ所。「東京工芸大学前」(飯山2116)がA判定、「平山坂上」(上荻野2647、2652)が2箇所ともB判定、十軒村(三田2833)がC判定だった。A判定の東京工芸大学前のバス停留所は、交差点の角に設置されており、停車したバスの乗降口が横断歩道に面して開く形状となっている。厚木署によると、「危険箇所に判定された場所での交通事故は、ここ数年は起きていない」という。なお、県全体ではA判定は9カ所だった。
今後については、県警によるとA判定の箇所から警察、行政、バス会社による現地診断を行い、バス停、横断歩道の移設も含めて、対策を検討していくという。
危険度判定の結果については、県警ホームページで確認できる。
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