丸一日行われた現役とOBOGの合同練習のようす＝12月15日
東京農業大学厚木キャンパス農友会ウインドオーケストラ部（部員数48人、向出由羽（ゆう）幹事）による定期演奏会が12月24日（月・祝）に行われる。20回目の節目となる演奏会を前に、同部を取材した。
「感謝の音、笑顔のために」を部の目標に掲げ、週に３回定期的に、それ以外は個人やパート別で練習に励んでいる。中学や高校で吹奏楽部に所属していた人だけでなく、楽しむことに重きを置き、約２割の初心者も所属。副幹事の芦沢みなみさん（２年）は「上下関係に厳しくなく、和気藹々（あいあい）と楽しんでいる」と笑顔で話す。定期演奏会のほか、鮎まつりなど、地域イベントなどにも積極的に参加している。
今回の定期演奏会の第３部からは、ＯＢＯＧも一緒に、総勢91人で演奏する。ＯＢ会の田村将洋会長（８期生）は「音楽を通して長い時間を共に過ごした絆は薄まらない」と熱く語る。また「ＯＢＯＧは久しぶりの演奏会に血が騒いでいる。音が合わさってどうなるか楽しみ」と期待を込める。副幹事の御代田柚里さん（２年）は「先輩たちに負けないよう楽しく、記憶に残るものにしたい」と応えた。
同大厚木キャンパス開学と同時に「音楽のできる場を」とサークルとしてスタートした歴史ある同部。なお部名の「ホワイト」は、「同大を象徴するあの野菜の色が由来」なんだとか。
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第20回定期演奏会は12月24日（月・祝）に厚木市文化会館大ホールで行われる。当日は３部制で、『「ペルセウス」―大空を翔る英雄の戦い』や『ジャパニーズ・グラフィティXII』などを演奏する。３部で演奏予定の『空想動物組曲』は、同部が初演した思い入れのある一曲。幹事の向出さん（２年）は「来場を心よりお待ちしています」と呼びかけている。
入場無料・全席自由で開場は昼12時45分、開演午後１時30分で４時まで。
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