日本刺繍アーチストとして、2月18日から初の個展を開催する 品川 未知子さん 南町在住
次世代につなぐ「美しさ」
○…絹糸を使って刺していく日本の伝統的な技法・日本刺繍。現在でも着物の帯などに使われ、目にする機会がある伝統的な刺繍だ。その日本刺繍を始めて50年の節目に満を持して初の個展を企画。これまでに制作してきた大小さまざまな作品を披露する。「糸は絵具。混色はできないけど、グラデーションに染めた糸を使った作品は美しい。ぜひ見てもらいたい」。
○…子どもの頃から、人形の洋服を作るなど、手先が器用で手芸が大好きだった。「好きなものを仕事にできないか」と進学先の大学を悩むなか、友達から紹介されたのが女子美術短期大学だった。服飾科刺繍教室、専攻科での学びは、「新鮮で面白かった」と振り返る。「少し教えてもらえばすぐにできる手芸と違って、日本刺繍はしっかり学んで慣れていかないと難しい」。両手を器用に使って織りなす作品は、繊細で見事の一言だ。
○…夫と3人の子どもの5人家族。子どもたちは独立して、たまに孫と遊ぶのが楽しみ。運動が好きで、制作の合間にはリフレッシュする。「グリーンの芝生や空の青さに感動して」と7年前に始めたのはゴルフ。ゴルフ場で見た桜に胸打たれて、今は桜をモチーフに制作も進める。東京で育ち、厚木に住み始めて22年。妻田薬師の樹齢500年のご神木に感動して制作した『巨樹』など、厚木に縁のある作品も発表している。
○…「希少価値はあるけど、もっと広がっていってほしい」。そんな想いで、個展はもちろん、公募展にも積極的に作品を出し、多くの人の目に触れるよう努めている。今は「日本刺繍の技術は次世代に残さないといけない」という使命感とともに制作に取り組む。「死ぬまで続けていきたい」。50年経っても、まだまだ制作意欲は尽きない。
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4月19日