厚木市内の山間地域や清川村で栽培された、「葉ニンニク」の出荷がピークを迎えている。鳥獣対策や生産品目拡大のため栽培がはじめられたもので、JAあつぎ(大貫盛雄代表理事組合長)では、特産化へ向けて動き出した。
JAあつぎ管内では、生産者の高齢化をはじめ、鳥獣被害や傾斜地・狭あい地の環境条件など、さまざまな問題を抱える。この問題を踏まえ、JAの営農技術顧問や各地区の営農指導員は、鳥獣被害に強く、収穫や荷作りがしやすい軽量の葉ニンニクの栽培を積極的に進めている。
葉ニンニクの栽培は、清川村の生産者5人が2016年にスタート。現在は鳥獣被害が深刻化する厚木市内の荻野や小鮎、玉川地域でも栽培が進められ、生産者が32人に増加。栽培面積も当初の5アールから、40アールに拡大している。
現在栽培する葉ニンニクは『ハーリック』という品種。葉幅が広く、はかまが長いため収量性が高いのが特徴。柔らかく、ニンニクより味がマイルドで食味が良いことから、なべ物や炒め物、パスタなど幅広い調理用途に向いているスタミナ野菜。
生産者の一人、市内小野の三橋澄夫さん(66)は、栽培2年目。「夏に同じ畑でトマトを栽培していると、シカやサルに食べられてしまうこともあるが、冬に植える葉ニンニクは食べられたことがない」と話す。JAあつぎの営農指導員、清水太一さん(34)は「栄養価が高く、調理方法も豊富なので、ぜひ一度食べてみて頂けたら」と語る。将来的には、「丹沢の葉ニンニク」としてブランド化も視野に入れる。
葉ニンニクは、同JA農産物直売所「夢未市」やグリーンセンター、道の駅清川などで2月末ごろまで販売されている。
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