全日本年金者組合厚木支部の支部長を務める 有賀 慶介さん 上依知在住 78歳
第二の人生いきいきと
○…基礎年金の受給額向上を訴える傍ら、地域の高齢者が第二の人生を謳歌できる場をつくろうと活動する、全日本年金者組合厚木支部の舵取り役を、4年ほど前から担う。1989年の組合設立当初から毎年続けられている「いきいき作品展」は今年で30回目の節目。組合員それぞれの力作が並ぶ作品展に運営側として力を入れる。
○…愛川町出身。中学を卒業後すぐに川崎市の機械工場に就職した。朝から夕方まで働き、クタクタになりながらその足で夜間高校に通う日々を4年間続けた。工場での仕事の納期が迫り、残業で遅刻する時や出席できない時は、「よく代返してもらった」と懐かしむ。5年ほど工場に勤めた後は、病院などで医療事務に携わり、一人暮らしや生活保護受給者、被爆者など様々な境遇を抱える高齢者と接した。そんな経験から、高齢者同士が助け合い、健康を維持する大切さを痛感。60歳で定年後、知り合いから組合の活動について聞き誘われると、快諾した。
○…趣味は、定年後に初めて挑戦したピアノ。最近は、支部長の仕事で忙しく、鍵盤とはご無沙汰だが、15年ほど教室に通い、腕を磨いた。「組合の人にはピアノをやっていたことを言っていない」と照れながらも、1年に1回行われる発表会に「10回は出た」と胸を張る。
○…「生きがいづくりは、健康づくり」が合言葉。外に出て、誰かと顔を合わせて、おしゃべりをするだけでも「健康寿命を延ばすことができると思うんです」。今後も、組合が主催する行事や様々なサークル活動を通じて、高齢者の交流の場づくりや生きがいを見つけるきっかけづくりを続けていく。「もっと仲間を増やしたい。特に、家にこもりがちな男性の輪を広げたい」
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