次代を担う子どもたちのために「子育て環境日本一」へ 厚木市長 小林常良
市内の田んぼに水が引かれると、いよいよ田植えのシーズンが始まります。私はその風景を見るたびに、田植えの手伝いをしていた子どもの頃を思い出します。最近は機械技術の進歩により、昔のように手で苗を植えることは少なくなりました。それでも、鏡面のような田んぼに、青々とした苗が整然と並ぶ様子は昔と何ら変わりありません。私にとってのふるさとの原風景です。
無邪気な子ども時代はほんの十数年ですが、その頃の思い出や風景は半世紀以上が経った今でも心に強く刻まれています。それだけ、幼少期の経験が大切だということでしょう。少し前に清涼飲料水のコマーシャルで、「おとなは、ながい。」というキャッチコピーを目にしました。まさにその通りです。一方で、「こども」でいられるのは、人生の中のほんの少しの時間に過ぎません。この時期をいかに過ごすのかが、後の人生に大きな影響を与えるのだと思います。
まだ、社会に巣立つ前の皆さん。どうか、一日一日を大切に過ごしてください。何げない経験の積み重ねは、未来の皆さんを形づくる糧になるはずです。そして、何事にも感謝を忘れない人になってください。田んぼに植えられた苗は、害虫や雑草の駆除、水の管理や施肥などの手間を掛けられて育っていきます。皆さんも苗と同じように、必ず誰かに支えられているのです。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。稲が成長するに従って稲穂の部分が垂れ下がっていく姿を、立派に成長した人ほど謙虚な姿勢である様子と重ねたことわざです。皆さんが毎日の生活の中でしっかりと経験を積み、感謝を忘れずに過ごし、「実るほど頭を垂れる稲穂」になってくれることを心から願っています。私も、市長に就任してからずっと目指している「子育て環境日本一」に向かって、とどまることなく突き進んでいきます。次代を担う皆さんが、光り輝く未来に羽ばたけるように―。
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4月19日