自主夜間中学「あつぎえんぴつの会」は戦争で義務教育が未修了になった女性の長年の「学びたい」という気持ちに応える形で2013年11月に発足した。当初は学習会場の確保も厳しかった。翌年、生徒は2人になった。新たに生徒になったのは複雑な家庭環境の中、「中学を卒業したものの、勉強がわからず、友だちもできなかった」という女性だった。あつぎえんぴつの会は「学びたい」という自主的な気持ちを持ち続ける人と、それを支える元教員らのボランティアスタッフの気持ちで紡がれてきた。
同会の存在が少しずつ知られ、生徒もスタッフも増え、学習の会場も厚木市の施設を無料で借りることができるようになった。現在は毎週木曜日、市内中町で学習時間が継続されている。”夜間”だが、同会は昼間の自主夜間中学だ。厚木はもとより、横浜など市外からも生徒が通ってきている。年齢は10代から80代まで。毎回10〜15人の参加がある。代表の岩井富喜子さんは同会の魅力を「学習欲求を持ち続ける人がいて、それに寄り添い支援する人がいる。ともに学ぶ喜びを味わえる」と話す。
最近は現在の学校のシステムになじめない若い人たちが訪ねてくることも多いという。公立夜間中学の設置を求める声が高まる中、同会の存在は大きい――。
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