▽新会長に４月に就任した。現在会員は賛助会員を含め92人。「オレでいいの？」と思ったそうだが、全員一致で推され快諾。周囲からは、「オマエが間に入ると、不思議と対立することなく意見がまとまっていくんだよなぁ」と言われるそうで、人柄が垣間見られる。
▽浅井色として「皆が参加してくれる商店会」をテーマに挙げ、雰囲気づくりに特に注力する。最大の行事は、毎年７月の『愛甲三郎納涼祭り』。鎌倉時代の郷土の英雄・愛甲三郎を模した迫力ある甲冑行列を中心とした祭りには、多くの人が訪れる。「会員の高齢化も進んでいるが、地元の人たちの手も借りながら、個々で出来ることを実行し、皆の力で作り上げていきたい」と力強い。
▽８年前に妻を亡くし、以来男手ひとつで現在大学３年と中学３年の２子を育て、父から継いだ和菓子店を切り盛りしてきた。「周りの人たちに本当に助けられている」としみじみ。「うちの会は、他から羨ましがられるくらい、バイタリティのある人が多く、アイデアもどんどん出てくる」と自負。「場所は端だが市の中心のような魅力ある地域にしていきたい」。絶えない笑顔で舵をとる。
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