「家の明るい雰囲気はお母さんの笑顔が作る」と輝く瞳でハツラツと話すのは、厚木市戸室で女性のためのタイ古式・手当気功はるみ堂を営む加藤梨映子さん。子連れOK、完全予約制でお客さんは多くて1日3人。出張施術も行っている。「お母さんはどうしても自分のことを後回しにしてしまう。たまにはご褒美の時間も必要だと思う。どうか痛みを我慢しないで、自分自身の身体を大切にしてほしい」と切に話す。
川崎市生まれ。27歳で結婚し厚木へ。31歳のときに男女の双子を出産した。24週と3日の早産で生まれてきた我が子は、超低体重児で2人合わせて1400gしかなかった。毎日、冷凍した母乳を病院に届け、頭と足に手を当てては「元気に育って」と祈り続けた。「これが私の気功の原点」と振り返る。それから子どもたちは大きな病気もなくスクスク成長し、現在は小学5年生。赤ちゃんのころは同時に泣き出したり、お風呂を入れるのも大変だったというが、今ではお手伝いしてくれることも増え、頼もしい存在に成長している。
気功を習得したのは、子どもが2歳のとき。自身は一度も気功を受けたことがなかったが、体験したことがきっかけ。そのときの師に「筋がいいから自宅でやってみたら」と勧められ、ちょうど部屋が空いていたこともあり「やってみよう」と決意。ただ「気功だけでは…」と思っていたときに、双子育児の息抜きに味わったタイ古式マッサージを父の日にプレゼントした。「気功とタイ古式と選べたらいいかなと思って」。すぐに厚木のサロンで勉強し、資格を習得した。
はるみ堂以外にも、不定期で「癒しの海Lighthouse」や、6月30日(日)には「第5回あじさいマーケット」も予定している。「疲れの積み重ねで病気に罹ったり、心が壊れてしまうこともある。マッサージで身体が緩むと心も緩む。心も身体も軽くなれる場所でありたい」。そう話す表情は、温かみにあふれる。
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