妻田薬師(厚木市妻田西)の境内にある清水池。池の傍らに建立されている石碑の冒頭にこう刻まれている。――清水池と清水の弁天様「自然の母の乳房より、ここに流るる清水あり。例えばやさしき親心、あふれ出つるに似たるかな」と校歌に歌われるこの泉は、清水小学校の校名のもとです。昔より妻田薬師境内の東の方に渾渾と湧き出て清水池を満たし今日に至っています――と。
この清水池の上方に根をもち、池へ下降し、そして天に向かい枝を伸ばす一本の「もちの木」がある。このモチノキが「根上の木(こんじょうのき)」と命名された。
命名したのは、妻田薬師保存会(小島一郎会長)。清水池のモチノキは「根が上にあるのに、重力に逆らい、倒れそうになりながらも、天(空)に向かって頑張っている」と地域住民の誇りでもあった。保存会は令和への改元を記念して命名し、支柱、銘板を作った。
「根っこを褒める人はいないけれど、素晴らしいのは”根”だ。肝心なものは見えない、この根を見習いたい」と命名・銘板を記した又村和夫さん。支柱と銘板は小池悦寿さんが作成、銘板を小島会長が彫刻した。――妻田のパワースポットが改めて注目されそうだ。
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