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「ともに生きる」を考える 西川悟平氏が厚木西高で出前講座

社会

掲載号:2019年9月20日号

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あきらめない力を伝えた西川氏
あきらめない力を伝えた西川氏

 神奈川県が共生社会の実現をめざして取り組みを進める「ともに生きる社会かながわ憲章」―。

 その取り組みのひとつとして、県と県立厚木西高等学校は9月9日、7本指のピアニストとして世界で活躍する西川悟平氏を招いた出前講座・コンサート&トークショーを松蔭大学・SHOIN HALLで開催。同校の全校生徒が参加した。

 西川氏はピアニストとして活動するも、2001年にジストニアを発症。「一生ピアノは弾けない」という医師の宣告を受けたが、懸命なリハビリで乗り越え、7本指で演奏できるまでに回復。今では「7本指のピアニスト」として世界中を魅了する国際的ピアニスト。昨年、かながわSDGsスマイル大使に就任している。

「あきらめない」

 当日は、県職員が2016年に定められた「ともに生きる社会かながわ憲章」について説明。その後、西川氏が舞台に登場すると、生徒たちから大きな拍手で迎えられた。

 西川氏は軽快なトークでピアノとの出会いからピアニストになるまで、ジストニアからの復帰、ニューヨークでの出来事を紹介。トークの間には、ショパンやビートルズの名曲をピアノで披露し、夢へ向かう力とあきらめないことの大切さを生徒たちに伝えた。

 講座を終えて同校3年の島㞍雅貴さんは「つらい経験がピアノの力になっていて、心に響きました」と感想を話す。また中島理佐さん(3年)は「西川さんのようにあきらめないで、自分のやりたいことを追求する人間になりたい」と話した。

 本紙の取材に西川氏は「最悪の出来事もちょっとした考え方と行動で最高に変わることがあります。病気や障がいにより今まで見えなかったことに気付き、感謝することで奇跡も起きる」と話す。また「自分の思いを口にして、奮い立たせ、あきらめないようにしてきました。自分で限界を作らずに、行動を起こしてほしい」と生徒たちへのメッセージを語った。
 

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