「子どものころから、母が楽しそうにパンを作ってくれたんです」と明るい声色で話すのは、厚木市立妻田小学校そばでパン教室「ぷくぱんこねっと」を主宰する福本一恵さん。「シンプルで口に入れておいしいもの」を追求し、湘南小麦に出会った。ハード系の香ばしいパンが特徴的だ。自宅の窓にはかわいらしいペイントが。1階の窓から、毎週火曜日に「まどこん(窓からこんにちは)」販売をしている。夏休みや冬休みを利用した親子教室も人気。チョココロネやハンバーガーなど、子どもが好きなパンを作る。「自分が作ったものを食べてもらう楽しさを知ってもらえたら」と話す。また、赤ちゃんでも食べられる乳製品未使用のパンや、グルテンの量を落とし噛みやすく、飲み込みやすいパンの販売も。「受注販売も行っています。わがまま聞きますよ」とにこり。
奈良県出身。小さい頃から母親の作るパンに親しみ、小学校の文集では、将来の夢を「パン屋さん」と書いていた。高校生のころから、見よう見まねでお菓子やパン作りを始めた。26歳で結婚し、転勤族の夫と共に兵庫や大阪など転々とした。2人の男の子に恵まれたものの、ママ友ができたと思ったら引っ越す、を繰り返し精神的につらい時期が続いた。転機は、厚木へ越して長男が幼稚園に入園したとき。幼稚園のママ友にパンをプレゼントすると「作り方を教えて」と言われた。「それから教えることにハマっちゃって。ママも子どもも楽しめる居場所作りにもなったかな」と、当時を振り返る。
「パン作りはやり直しがきかないから、出来上がりを想像する力が必要。出来上がりを信じる力がつくので、子育てにも役立つと思う」。自身の子育てとパン作りを通して実感したことだという。「ママが笑顔だと、伝染して子どもも笑顔になる。まずは、自分の足元から笑顔になること」。そう話す笑顔がいちばん眩しかった。
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