神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

LED化でCO2を68%削減 市内公園の全水銀灯が対象

社会

公開:2019年11月15日

  • X
  • LINE
  • hatena

 厚木市は、11月末をめどに市内の公園灯のLED化を進めている。これにより、二酸化炭素の排出量が68%削減され、さらに年間のコストが約200万円削減できると試算する。LED化の背景や効果について取材した。

 現在、市が管理している公園は221園あるが、LED灯への取り替え工事の対象となったのは、水銀灯を使用した1221の照明。取り替え工事は終盤に差し掛かっており、そのうち約9割の公園灯の取り替え工事が終了。残りの工事も11月末までに終了する予定となっている。

 LED化の背景には、2013年に制定された水銀条約がある。水銀による健康被害や環境汚染を防ぐため、国際連合環境計画(UNEP)が水銀の輸出や含有製品の製造を原則として禁じることとなった。これを受けて、一般照明用の高圧水銀ランプが20年12月末に全面廃止になることから、市はLED灯への変更を検討。18年度に市内の公園灯具の現況調査を行い、今年の7月から灯具の取り換え工事を順次進めている。

 LED灯は長寿命で故障しにくく、従来の水銀灯のように球切れによる不点灯期間がないため、長期間にわたり安定した明るさを保つことができる。さらに、水銀灯からLED灯に取り替えることで、二酸化炭素排出量を68%(約291t)削減できる。消費電力も抑制できるため、年間の電気代は従来の約42%(約720万円)になる。また、LED灯の光源寿命は約6万時間で、これまでの約5倍となるため、ランニングコストの削減にもなる。市公園緑地課では、「LED灯は10年以上経過すると、光が約70%に弱まるが、光が消えることはない」とし、その間の交換の手間や費用を削減できるのも大きいという。

年間で200万円の削減

 LED化事業の予算は10年間で1億4100万円。富士通リース(株)横浜支店と契約し、賃貸借方式を採用。初期導入費用を平準化し、照明灯の効率的な整備、維持管理を図ることができる。これにより、市はこれまでの照明の年間経費はおおよそ1850万円(電気代1700万円、修繕費150万円)だったが、LED導入により、1650万円(電気代720万円、賃貸借料930万円)になると試算。年間で200万円の削減になるという。さらに、11年目からは、賃貸借料がなくなるため、年間の経費は電気代と修繕費で820万円と試算する。

 同課の担当者は「LED灯にすることで、環境に優しく、さらに電気代も削減できる。賃貸借方式で負担も少なくできた」と話す。

夜の公園を照らすLED灯(厚木中央公園)
夜の公園を照らすLED灯(厚木中央公園)

厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6

花活チャレンジ

JAあつぎ

花活チャレンジ

寄せ植えが当たる

3月29日

市内外から300人が参加

市内外から300人が参加

厚木市初のトレラン大会

3月29日

中三田でスポーツフェス

3月30日

中三田でスポーツフェス

無料で7競技を体験

3月29日

臨時開庁

厚木市

臨時開庁

3月29日

ご当地キャラが人気

〈オリジナル防災ボトル〉

ご当地キャラが人気

自治会・団体のおまとめ向け

3月29日

4月に綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

4月に綾瀬で初公演

心に響くゴスペルなど

3月29日

愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」

家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。

https://www.fujimishikiten.co.jp/hall/yukarieaikouishida/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月22日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

  • 3月8日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

4月に綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

4月に綾瀬で初公演

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

厚木・愛川・清川版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook