厚木・愛川・清川版 掲載号:2019年11月22日号 エリアトップへ

統計調査員として最高峰となる大内賞を受賞した 藤井 かほるさん 厚木市妻田南在住 79歳

掲載号:2019年11月22日号

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「ごくろうさま」に支えられ

 ○…世帯や企業などを1件ずつ回り、調査票の配布、回収、正しく記入をしてもらえるよう説明をする統計調査員。その最高峰の名誉となる大内賞を受賞した。今年度の受賞は全国で3人、県内では唯一の受賞者に。「受賞を聞いた時は私でいいのかなって。全国的な賞だし、まさか自分なんかがって」と驚きを隠せなかった。「皆さんの協力があったからこそ。感謝しかない」と話す。

 ○…統計調査員になったのは35歳の時。「主人が市役所の友人に『お前の母ちゃんやってみないか』って言われたみたい」と振り返る。統計調査員の存在すら知らなかったが、「軽い気持ちで」始めてみた。これまでに国勢調査、小売物価統計調査、工業統計調査など100以上に関わってきた。「調査の前日は今でも緊張で眠れないの」と話すが、「知らないお家に伺って『ごくろうさま』と言われる。なんとも言えず嬉しくなる」と笑みがこぼれる。

 ○…世田谷区で生まれ、5歳の時に愛川町に移った。田代小、愛川中を卒業し、町の農協に就職。結婚を機に厚木に移り住んだ。3人の子どもに恵まれ、孫は7人になる。一斉に集まる正月は賑やかだ。子どもたちと出かけることが楽しみの一つ。先日も天皇陛下の即位パレードに足を運んだ。「一瞬で通り過ぎちゃって見られなかったけど、雰囲気は楽しめた」とにっこり。

 ○…調査員を始めた時に思った「国勢調査を10回やると80歳」。いよいよ来年がその年になる。「よくやってきたなと思う。調査は真剣に事故を起こさないようにやってきた」と、大事に保管してきたこれまでの委嘱状を手にして思いをめぐらす。10回目を前に「健康に気を付けて楽しく前向きにやっていきたい」と笑顔で話した。

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