厚木・愛川・清川版 掲載号:2019年11月29日号 エリアトップへ

神奈川の名工 和裁ひとすじ、半世紀 厚木市から軍司さんが受賞

文化

掲載号:2019年11月29日号

  • LINE
  • hatena
着物の仕立て直しをする軍司さん
着物の仕立て直しをする軍司さん

 神奈川県は11月6日、2019年度の「神奈川の名工(神奈川県卓越技能者)」の受賞者30人を発表。厚木市からは、和服仕立職の軍司たつ子さん(68/愛名)が、唯一の受賞となった。

 卓越技能者は、その技能に係る職業に25年以上従事している45歳以上の人で、全国大会での受賞者や後進の人材育成に尽力するなど、その技能において県内で第一人者と目されている人に贈られる。軍司さんは、高校卒業から現在に至るまで一貫して和裁の仕事に携わり、高度成長期の和裁所では皇室、政財界の仕事を多く手掛けたことなどが評価された。「細々とですが、和裁に関しては努力してきたので嬉しいです」と謙虚に語る。

 宮城県出身。幼少期から母親の裁縫する姿を見てきたため、自然とその道へ。高校卒業後、東京の和裁所で5年間修業。和裁所では、ひたすら運針の練習をしたという。「好きなことだから苦じゃなかった」と振り返る。結婚を機に厚木へ。2人の娘を授かった。子育てがひと段落すると、夫の協力もあり、資格取得のため講習会に参加し、「たくさん勉強した」と胸を張る。自宅の2階を作業場とし、知り合いや口コミで頼まれた仕事を受けてきた。娘たちの七五三や成人式、結婚式の打掛などは、全て軍司さんが縫い上げた。「着物は究極のエコ」ときっぱり。

 現在は県和服裁縫協同組合保土ヶ谷支部の支部長を務める。県の技能まつりやイベントでのバザー販売など、組合の活動も忙しい。「後進を育てていきたいですね」と穏やかにほほ笑む。右手中指の第一関節と第二関節の間には、長年針を支えてきたタコが。和裁ひとすじ、半世紀。そのタコが軍司さんの歴史を物語っている。

雨漏れ、飛散、屋根修理

雨が漏った、屋根材が剥がれたなど困り事はアイネックスへ

http://www.in-ex.co.jp/

<PR>

厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6

独自経済支援策を発表

厚木市

独自経済支援策を発表 経済

あつぎ中小企業応援交付金II

1月22日号

救急出動1770件の減少

厚木市消防本部

救急出動1770件の減少 社会

新型コロナの影響と推測

1月22日号

イベント中止、施設休館に

イベント中止、施設休館に 社会

3市町村で緊急事態宣言受け

1月15日号

「行動」で暮らしを守る

清川村

「行動」で暮らしを守る 社会

新春村長インタビュー

1月15日号

成人式の対応分かれる

厚木・愛川・清川

成人式の対応分かれる 社会

3自治体2,741人に影響

1月8日号

「不撓」の精神を胸に

愛川町

「不撓」の精神を胸に 社会

新春町長インタビュー

1月8日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月15日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 12月11日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

厚木・愛川・清川版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2021年1月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク