ピティナ あつぎwakuwakuステーションの代表を務める 神田 裕子さん 厚木市上荻野在住 52歳
母親目線で音楽家育成
○…12月26日（木）に評価・アドバイス付き公開ステージ『ピティナ・ピアノステップ』を開催する主催者代表を務める。同ステージは文科省後援で、誰でも参加できる。舞台に上がれるうえに、発表後に専門家からアドバイス等がもらえるため、受験やコンクール出場を目指す人や、現在の実力を知る機会、記念としてなど出場者が年々増えている。「少しレベルアップするごとに出場して自信をつけていく、そんな役割のステージにしたい」。
○…厚木市内２カ所でピアノ教室を開設。通常レッスンに加え、高齢者を対象にピアノを使った認知症予防にも取り組む。物心ついたころから「なぜかピアノの先生になりたいと思っていた(笑)」と、小１で教室に通い出した。小６からは厚木少年少女合唱団にも入団。イタリアに遠征しバチカンでローマ法王の前で歌ったという経験も。音大を経て、中学の音楽教師か、ピアノ講師の道かで悩んだが、ピアノを選択した。「親しい人に性格的に専門を極めた方がいい」と指摘され、「納得した」。
○…幸町で生まれ育った厚木っ子。現在、長男は自立し、ご主人と長女、次男とともに上荻野に暮らす。「子どもには、自分がやりたいことを積極的にやってほしいから、絶対ダメとは言わない。これは生徒にも同じだけど」と、教室でも母親目線で接しているよう。ご主人との結婚条件は「ピアノ教室をやらせてくれるなら」。以来、多くの子どもたちらを指導してきた。
○…「ステージに立つことでさらに音楽の楽しみを見つけてくれたら。また、それを見守る人たちも多く来場してもらえたらうれしいですね。その中からいつかは全国に出ていく子も育てたい」。夢は広がる。
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